空港のバゲージラッピングサービスとスーツケースカバー
海外旅行の際は、受託手荷物として大型のスーツケースやバッグを預ける方も多いかと思います。
大切な荷物ですから、破損や盗難防止のためにスーツケースカバーやバゲージラッピングサービスを利用する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身、アジアへの短期旅行の際は機内持ち込み荷物のみで旅をしますが、長距離線、1週間程度の旅となりますと大型のスーツケースが必要です。
乗り継ぎが多い場合や、東南アジア路線などではバゲージラッピングサービスを利用し、スーツケースを保護しています。
そこで、国内と海外の空港で見かけたサービスの料金などについて、過去の記録をもとにご紹介したいと思います。
【追記】2017年8月ヴィリニュス空港
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バゲージラッピングサービスとは
バゲージラッピングサービスとは、国際線の空港に設置されているスーツケースやバッグをプラスチックラップでぐるぐる巻きにするサービスのことです。
治安・セキュリティーの心配な国、エリアの空港ほど必ずといっていいほど設置されていますよね。
運搬途中のスーツケース破損は仕方ありませんが、盗難となれば話は別です。
私は以前、東南アジアの某空港でスーツケースのカギを壊され、中身を物色されました。
幸い貴重品がなかったので、何も盗まれることはありませんでしたが、気味が悪かったのは確かです。(鍵がなくなったスーツケースは帰国後、航空会社に修理していただきました。)
これ以降、目的地や利用航空会社をチェックし、心配なエリアへの渡航の際は、受託手荷物にラッピングをするようにしています。
世界の空港 サービス料金
日本 成田空港 (2017)
成田空港第1ターミナルでスーツケースをラッピングしていただきました。
XLサイズのスーツケースで料金は1,000円。
お支払いは現金のみ(ドルやユーロでも支払い可能)。
Dカウンター付近の他、北ウィングのBカウンターにもあるようです。
【追記】2017年4月に再度利用。お値段は同じですが、第一ターミナルHカウンターの前に移動していました。
第2ターミナルの出発フロアにもございます。
日本 羽田空港 国際線ターミナル
羽田空港は、手荷物一時預かりカウンターがあるH,I付近で利用できます。
こちらも成田同様、160cm未満の荷物であれば、1,000円/個ですね。
チェコ プラハ空港 (2015)
チェコは自国通貨のコルナがあるのですが、支払いはユーロでも可能でした。
お値段は5ユーロ/129コルナ。
ベトナム ハノイノイバイ空港 (2015)
ハノイの料金は60,000VND。
従業員さん次第ですが、アメリカドルでの支払いも可能です。
帰国時ということで、ベトナムドンを使い切ってしまったため、ドルで支払いました。
料金:3USドル
タイ バンコクスワンナプーム国際空港
チェックインカウンターの手前にあったラッピングポイント。
従業員さん、腰を痛めているのでしょうか。
コルセットをつけていました。
この作業を毎日長時間続けていると、体に負担が生じてしまいますよね。
ご苦労様です。
バンコクのサービスで素晴らしいと思ったのがこちら。
そう、カッターがついていたのです。
ぐるぐる巻きにする最後の段階で、この小型のカッターも一緒に巻いてくださいます。
スーツケースが保護されて助かるこのサービスなのですが、ホテル到着時に開封作業が大変なんですよね。
自前のカッターやハサミは機内持ち込みができませんので、スーツケースの中です。
ということで、この小型カッターは重宝しました。
<料金表>
Sサイズ(40.2×19.3×30cm):100バーツ
Mサイズ(40×40×35cm):150バーツ
Lサイズ(50×45×40cm):200バーツ
台湾 台北松山空港
台北松山空港では、ヤマト運輸が手荷物関連の配送サービスを行っています。
直接発送することも可能なので、便利ですね。
ラッピングサービスもございました。
<料金表>
150cm以下:200NTD
150cm-200cm:250NTD
201cm以上:+50cmごとに50NTD追加
オーストラリア メルボルン国際空港
メルボルン観光を終え、次の目的はバンコク経由で中国・広州へ。
大変申し訳ございませんが、両国ともに受託手荷物の扱いが心配ですから、ここは迷わずサービスを利用することに。
料金:14ドル(約1,120円)/個。
ドイツ ベルリンテーゲル空港
ドイツ・ベルリンテーゲル空港では、税関奥に郵便局や手荷物一時預かり、ラッピングサービスがございます。
お値段は確か11ユーロだったかと思います。
リトアニア ヴィリニュス空港
10ユーロ
スーツケースカバー
ラッピングサービス以外には、スーツケースカバーを購入し、保護するという方法もございます。
こういう商品ですね。
私も以前、デザイン重視で伸縮タイプのものを利用していたのですが、生地の汚れが落ちにくいのが難点。
また、カバーをした状態のスーツケースをロストバゲージした際に、現地空港でこの点をきちんと説明しなくてはなりません。
ロストの場合は、スーツケースベルトも紛失していることが多く、カバーも残っているかどうか怪しいのです。
スーツケースの特徴+カバーの詳細を伝えたものの、見つかるまでは冷や冷やものでした。
となりますと、シンプルisベスト!
保護という目的重視であれば、こういう透明タイプのカバーの方が、ロストバゲージの際に伝えやすいかと思います。
まとめ
海外で見かけたバゲージ(ラゲージ)ラッピングサービスについて、まとめてみました。
スーツケースの汚れや破損は仕方ないことですが、海外での空港スタッフによる盗難を防ぐことについては若干効果はあるのではと考えています。