IHGのポイント制度、無料宿泊特典やマイレージ交換についてゼロから理解をする
IHG(InterContinental Hotels Group)の会員制度「IHG Rewards(IHGリワーズクラブ)」について、ゼロから情報を整理していきたいと思います。
プログラムの内容については、公式サイトを見ればわかること。
しかしながら、初心者にとってはそれがどうお得なのか、どのように活用すれば良いのか、自分にとってのメリットは?等、順を追ってひとつずつ解釈し、自分の旅のスタイルに当てはめていかないとよくわかりません。
そこで、自身のガイドページとするために、当ページを作成することにいたしました。
【追記】2017年1月、一部のホテルで無料宿泊に必要なポイント数が変更になります。(タイのホテルは対象外)
公式サイト:IHG Rewards Club 2017 Point Changes – IHG.com
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宿泊時のポイント/マイレージ獲得方法
IHGは世界中で5,000軒以上のホテルを展開しています。
IHGリワーズクラブに登録し、宿泊した場合にはポイントあるいは航空会社のマイレージのどちら一方を獲得することが可能です。
どちらを選択するかにつきましては、ログイン後のアカウント管理で事前に設定しておきます。
公式サイト:IHGリワーズクラブ
「ポイント獲得方法を管理」
ポイントを選ぶかマイレージを選ぶかは、好みが別れるところですが、私はポイントを選択しています。(理由は後で述べます。)
また、加算方法は自由に変更可能ですので、今回はポイント、次回はマイルというようにその都度選ぶことができるようです。
ポイントを貯める
ポイントを貯める場合、1USドルごとに5から10ポイントが獲得できます。
IHGの場合、宿泊予約画面に進みますと
このように、滞在で何ポイントが獲得できるのかが表示されますので、わかりやすくて便利です。
マイレージを貯める
マイレージを選択する場合、提携航空会社は以下となっています。
アエロメヒコ航空、エア・カナダ、エールフランス、ニュージーランド航空、エアトラン航空、アラスカ航空、アリタリア航空、全日空、アメリカン航空、アジアマイル、アシアナ航空、ブリティッシュエアウェイズ、中国南方航空、コンチネンタル航空、デルタ航空、エルアル、エミレーツ航空、エティハド航空、GlobalPass, ガルフ・エア、海南航空、日本航空、KLM、LAN航空マレーシア航空、Miles & More, サウジアラビア航空、上海航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、TAP ポルトガル、タイ航空、ユナイテッド航空、ヴァリグ、ベロシティ
例えば全日空(ANA)を選択した場合、
1滞在につき、300-500マイルが獲得できます。
各航空会社ごとにルールがあるかと思いますので、詳細につきましてはご確認をお願いします。
上級会員制度
IHGの上級会員制度につきまして、詳細は公式サイトをご確認いただくとして、注目点のみをピックアップいたしました。
CLUB | GOLD ELITE | PLATINUM ELITE | SPIRE ELITE | |
---|---|---|---|---|
ステータス達成 | 登録した会員 | 年間10泊/10,000Pt | 年間40泊/40,000Pt | 年間75泊/75,000Pt |
ボーナスポイント | 0 | 10% | 50% | 100% |
ポイント有効期限なし | ○ | ○ | ○ | |
レイトチェックアウト | ○ | ○ | ○ | ○ |
レイトチェックアウトは空室状況によるとのことですので、一般会員(CLUB)の場合は、あまり期待しないほうが良いかもしれません。
この項目は個人的には関係のない項目のため、ざっくりとしたまとめで申し訳ございません。
ポイントを航空会社のマイレージに交換
宿泊時にマイレージではなくポイントを選択している場合にも、貯まったポイントを航空会社のマイルに交換することは可能です。
つまり、選択方法を「ポイント」にしている場合、
・好きな航空会社のマイレージ
・無料宿泊特典
のどちらにも交換が可能ということになります。
交換単位は10,000ポイント=2,000マイルとなる航空会社が多いですね。
ANAやJAL、米系など日本人に人気のプログラムはほぼ提携しているのではないでしょうか。
ポイントを宿泊特典に交換
IHGのポイントは、マイレージに交換することも可能ですが、宿泊特典として利用する方がお得です。
ポイントブレイクスの対象ホテルであれば、5,000ポイント/泊となります。(現在実施中のものは、ほとんど売り切れとなっているため、次回の発表を待ちましょう。)
しかしながら、旅先と旅行時期とポイントブレイクス対象ホテルが重なるということはなかなか難しいですし、5,000ポイント/泊だからといって、マイナーな国のマイナーな街に旅行するということも稀かと思います。
例えばインターコンチネンタルが対象となっていれば、そのためだけに旅行することもあるかもしれませんが、ホリディインのために行くという方はあまりいませんよね。
となりますと、ポイントは旅行の際に目的地にあるIHGホテルで使用するということになるかと思います。
必要ポイント数と宿泊料金を比較
無料宿泊に必要なポイント数は、ホテルのカテゴリーごとに設定されているかと思います。
宿泊料金は需要と供給のバランスで変動がありますし、各都市の物価によっても異なります。
例えばこちら。
とある日のバンコクの宿泊料金検索結果です。
Holiday Inn Express Bangkok Sukhumvitの最安値は46.64ドル/泊。無料宿泊に必要なポイントは20,000ポイント
Holiday Inn Express Bangkok Siamの宿泊料金は71.35ドル/泊。無料宿泊に必要なポイントは15,000ポイント。
サイアムの方が料金が高いにもかかわらず、必要ポイント数は5,000ポイント少ない設定です。
他の都市を検索してみますと、更に面白い結果となりました。
例えばポーランドの古都クラクフです。
ホリデイインクラクフシティーセンター
旧市街に近く、観光に便利なホテルだと思います。
最安値は136.18ドル/泊。無料宿泊に必要なポイントは15,000ポイントです。
【追記:2017年1月15日付のカテゴリー変更により、15,000ポイントから20,000ポイントに増加します。】
つまり、47ドルで宿泊できるバンコクのホリディインスクンビットが20,000Pt必要であるにも関わらず、136ドルのホリディインクラクフが15,000PtでOKということなんですよね。
どのホテルで利用するかによって、ポイントの価値が異なります。
高級ブランドともなれば、必要ポイント数は大幅に上昇しますね。
東京や横浜のインターコンチネンタルに宿泊するためには50,000ポイントも必要なようです。
SPG特典のように、どこに泊まっても1泊無料!という場合は、お値段が高いホテルに泊まった方がお得です。
しかしながら、保有ポイントを利用して宿泊するという場合、50,000Ptでインターコンチネンタルに1泊するよりはホリディインに3泊(15,000×3=45,000Pt)し、旅費を節約する方を選ぶかなと思います。
旅のスタイル・目的にもよりますが、私の場合、ホテルは「寝るために戻ってくる」という感じですので、そこそこ綺麗で設備が整っていれば十分なのです。
プロモーション時に宿泊すると、どうなるか
さてさて、ここからが本題です。
宿泊時のポイント獲得システムをご覧いただいたかと思いますが、純粋な宿泊(部屋代)のみで獲得できるポイント数はほんのわずかです。
100ドル=1,000ポイント。
これでは、無料宿泊までの道のりが遠すぎますよね。
宿泊機会が少ない場合、ポイントではなく直接マイレージに加算した方が良いのではとも思います。
しかしながら、IHGは定期的に大型のプロモーションを実施しています。
もはや重要なのは宿泊ポイントよりもプロモで獲得できるポイントなのです。
プロモーション時に宿泊をすれば、少ない宿泊数でもたくさんのボーナスが加算されるという仕組みなんですよね。
各プロモーションは、登録が必須。
どのオファーに登録したかは、マイアカウントのマイオファーステータスで確認ができます。
例えば2016年12月15日まで実施中のスピードアップキャンペーン。
私に届いたオファーは以下のものです。
(内容は会員ごとに異なりますので、実際に登録してみないとご自身のオファー内容はわかりません。)
IHGリワーズクラブ
9月はもう終わりとなりますが、例えば9月に香港のホテルに1泊していた場合、宿泊料金に応じたポイントとは別に、
1,000ポイント+12,000ポイント+5,000ポイント=18,000ポイントを獲得という計算になります。
たった1泊の宿泊で、ポイントブレイクスなら5,000×3泊分、先ほどの例であれば、ホリディインクラクフやホリディインサイアムに1泊できるということになるのです。
また、このスピードアップキャンペーン以外にも実施されているオファーやメールが届くことがありますので、併用可能なのであれば更にボーナスが膨らむことになります。
まとめ
以上、IHGリワードの初心者が、その制度と活用についてゼロからまとめてみました。
IHGの場合は、安いブランドのホテルがありますし、ホテル数も多いため、バジェットトラベラーであっても予算に応じて利用することは可能です。
プロモーションを利用できれば、無料宿泊特典までの道のりも近い!
ということで、当ブログをご覧になってくださっているリピーター様であれば予想ができるかと思いますが、何をどうしたかについては、数カ月後にレポートさせていただきます。