オスロとヘルシンキ 航空券の値段や移動ルート、ホテル料金を比較
今年3度目となるヨーロッパへの旅。
往路については前回購入したベルリン発ロンドン経由羽田・成田の残りを使用するため、出発日は確定しているのですが、復路は新たに予約しなくてはなりません。
今回はベルリンに滞在後、移動してもう1都市と考えていました。
候補となったのはノルウェー・オスロと、フィンランドのヘルシンキ。
さて、どちらにすべきか。
どちらも近年行きたいと候補に挙がっていながら、最終段階で外れていた街です。
悩みに悩み抜いた結果、次のような判断基準で目的地が決定しました。
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旅の目的
オスローヘルシンキ間は飛行機で1時間30分。
両都市を結ぶフライトは複数ございますので、どちらも行けば良いのではと思いますよね。
もちろんそれができるのであれば悩みません。
ただ、旅の目的地は北欧だけではなく、ベルリンにも最低4泊5日は滞在したいため、トータルの旅程を考慮しますと、どちらか一つに絞らなくてはならなかったのです。
そもそもなぜオスロとヘルシンキなのか
北欧の人気都市といえば、デンマーク・コペンハーゲン、スウェーデン・ストックホルムも加わりますが、どちらも訪れたことがあるため今回は外しました。
「オスロとヘルシンキ」
どちらも甲乙つけがたい。
なぜなら目的はかわいい街並みを散策し、カフェやショップ、雑貨屋さんやマーケットをブラブラすることです。
フィヨルドでもムンクの叫びでもなく、ムーミンでもオーロラでもございません。
北欧ライフスタイル、北欧インテリア、北欧デザイン、北欧ビンテージ、北欧雑貨・・・などなど。
とにかく「北欧」と名がつけば何でも素敵に感じてしまう。
この魔法のワードに弱いタイプの人間です。
以前旅したコペンハーゲン、ストックホルムでも街を歩きながら、「カワイイ・カワイイ」と何度言ったことか。
オスロとヘルシンキも期待値は高まります。
ただ、旅の目的が同じであれば、判断基準になりませんので次の項目を考えてみます。
北欧ー東京間の航空券
贅沢な旅はできませんので、航空券の値段は重要なポイントです。
そこで、2つの都市を比較しました。
オスロ発東京行き
オスロ発、東京行きを検索したところ、7万円弱。
最安値はブリティッシュエアウェイズでした。
私はBAのシルバー会員(ワンワールド・サファイア)ですので、一番安いチケットがBAであれば迷う必要はございません。
ヘルシンキ発東京行き
ヘルシンキの場合も値段は7万円弱。
オスロとほぼ同額だったのですが、ヘルシンキの場合はフライトの選択肢がございました。
BA、フィンエアー、JALがほぼ同額ですので、3社を比較検討します。
フィンエアー、JALにすれば直行便。
値段が同じなのであれば、わざわざロンドン経由にする必要はありません。
しかしながら、ネックとなるのが次回の往路。
フィンエアー、JALは成田発着なのです。
BAであれば羽田便を利用できます。
我が家からは圧倒的に羽田の方が便利ですし、成田を午前発となりますと心配性な私は前泊をする可能性がございます。
帰国便は成田着でも構わないのですが、往路はできることなら羽田から出国したいというのが迷うところです。
では、帰国便をJAL、出国便をBAにすれば良いのでは?
残念ながらこのプランは料金が高くなり却下。
また、細かい点を挙げるのであれば、ティアポイントの加算率です。
ヘルシンキー成田の直行便の場合は、予約クラスがQ+Qで40ポイント。
BAのロンドン経由を選択すれば、SQQQ=20+20+20+10=70ポイントと値段は同じですが、ポイント数で大きな差が出てきます。
(*ヘルシンキの場合、hel-lhr間は長距離欧州区間となります。)
ティアポイントで差はありますが、航空券の料金については、オスロもヘルシンキもほぼ同額ということで、この点でもどちらの都市にするかという決定打にはなりませんでした。
ベルリンからヘルシンキ、オスロへのアクセス
次の検討項目は、ベルリンからオスロ、ヘルシンキへのアクセスです。
オスロ
オスロの場合、直行便であればスカンジナビア航空を利用。
直行便は1日1便ですが、コペンハーゲン、あるいはストックホルム経由でオスロという選択肢もございます。
また、テーゲル空港ではなくLCCがメインのシェーネフェルト空港(SXF)であれば、ノルウェーのLCC(格安航空会社)Norwegianの直行便がありました。
Norwegianのチケットであれば、1万円弱で購入可能です。
ヘルシンキ
ヘルシンキの場合、直行便はエアーベルリンとフィンエアー。
便数も多く選択肢が広がります。
しかしながら問題は価格。
私が検索した際は、片道4万円程度と、コペンハーゲン経由のスカンジナビア航空と比較しますと非常に高いのです。
ということで、ここはBAマイル(アビオス)の出番となります。
この区間は7,500マイル必要。
フィンエアーはサーチャージが高かったのですが、エアベルリンであれば別途支払う金額が3,300円でした。
判定
直行便利用となりますと、安いのはオスロ。
ヘルシンキの場合は、マイルの使用ということになります。
この点ではオスロの方が優位ですね。
ホテル
物価が高い北欧ですが、短期間の滞在となりますので立地重視。
宿泊料金は2万円/泊程度と見積もりました。3泊すれば、北欧ー東京の航空券代金になります。恐ろしい・・・。
ベルリンであれば2万円も出せばそこそこ良いホテルに宿泊できますが、北欧では安宿となるのが悲しいところです。
両都市の希望ホテルの価格を検討してみたところ、オスロの方が若干高いかなという印象でした。
実際、物価に関してはフィンランドよりノルウェーの方が高いようです。
空港アクセス
空港から市内、中央駅までの距離についてはヘルシンキの方が近く、交通費も安くなります。
ただ、どちらも鉄道で移動できるため、中央駅までのアクセスはスムーズなようです。
通貨
ノルウェーは自国通貨のクローネ、フィンランドはユーロを導入しています。
定期的にヨーロッパを訪れるということもあり、ユーロキャッシュは常にストックしていますので、利便性ではフィンランドの方が有利です。
日本からのアクセス、今後の旅の可能性
日本からのアクセスという意味では、フィンエアー、JALの直行便があるヘルシンキが優位。
弾丸旅行でも行きやすいのはヘルシンキ、少しハードルがあるのがオスロです。
つまり、今回行かなくても次の可能性があるのはヘルシンキであり、この機会を逃すといつ行くことができるかわからないのはオスロという考え方になります。
まとめ
それぞれの項目を検討し、最終的に出した結論はノルウェーオスロ。
ベルリンーオスロ間のスカンジナビア航空のチケットが安かったということと、この機会を逃すのは惜しいという気持ちが勝りました。
ということで、今回新しく購入した航空券は、オスロ発ロンドン経由東京行きのブリティッシュエアウェイズとなります。
お値段は約65,000円。
予約クラスがQと低いため、マイレージ数、ティアポイントの加算も少なくなりますが、このお値段で10,000マイル貯まるのであれば十分納得です。
また、この航空券の往路分(オスローロンドンー東京)で、今年もシルバー会員レベル達成となりました。