BAのAviosボーナス フィンエアーなどBA便名のコードシェアも対象
ブリティッシュエアウェイズ(BA)のエリートステータスを得るといただける、「Aviosボーナス」。
Avios=マイレージなので、ボーナスマイルが加算されるということですね。
このボーナスのおかげで、エコノミークラスの格安チケットであっても日本ーヨーロッパ間を往復すると、約10,000マイルが加算されます。
また、BA便だけではなく、JALやイベリア航空など、一部の航空会社を利用しても、ボーナスが加算されるのは大きなメリットです。
このAviosボーナス/ティアボーナスについて、見落としていた点がございましたので、見直しをしていきたいと思います。
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キャビンおよびティアボーナス
ブロンズ、シルバーおよびゴールドメンバーは、ブリティッシュ・エアウェイズのフライトで次のティアボーナスを獲得します
•ブロンズメンバー — 25% 追加Avios
•Silverメンバー — Avios 50%追加
•ゴールドメンバー — 100% 追加Aviosまた一部のパートナー航空会社はティアボーナスをオファーしているので、Avios残高をより早く増やすことができます。
公式サイト:ブリティッシュエアウェイズ
私は現在ワンワールドのサファイア資格と同等のシルバーメンバーです。
このため、通常のマイレージに加え、50%のボーナスマイルをいただくことができます。
例えば昨年購入したノルウェーーロンドンー東京往復、エコノミークラスの航空券は約65,000円。
予約クラスはそれぞれSQQQという4区間です。
一般会員(ブルー)であれば、マイレージの積算数は
362+1,556+1,556+181=3,655マイル
しかし、シルバー会員の場合はベースマイルに50%が加算されますので
724+4,668+4,668+543=10,603マイル
となります。
セール価格の非常に安い運賃でしたのでこのマイル数ですが、通常時のエコノミークラスでは(K, L, M, N, S, V)といったブッキングクラスのことが多いため、積算マイル数も大きくなります。
またフレキシブル運賃の「H」クラスを購入した際は、ロンドンー羽田の片道だけで6,222+3,111(ボーナス50%)=9,333マイルが獲得できました。
こうなってきますと、ビジネスクラスの場合はどれほど還元が多いかということは言わずもがな。
このボーナスなのですが、ブリティッシュエアウェイズ便だけではく、JAL搭乗の場合も適用されるため、成田ー高雄のJAL搭乗時にもボーナスを獲得することができました。
ボーナス適用ではない航空会社でも、BA便名がついているコードシェアであれば可能
長い前置きで申し訳ございません。
今回のポイントはここからです。
JALやアメリカン航空、イベリア航空であればBA同様ボーナスマイルが加算されるのですが、ワンワールドでもキャセイパシフィック航空やフィンエアー、マレーシア航空やカンタス航空といった航空会社ではボーナスが付与されません。
ただし、例外があったのです。
それは「コードシェア便」。
つまり、他社運航便であっても、ブリティッシュエアウェイズの便名(BA〇〇)がついている便であり、BA便名でチケットを購入、発券しているのであれば、ボーナス対象となるのだそうです。
BA便名のついたフィンエアー(AY)運航便
私は以前JALが運行するロンドンー東京線をBA便名で発券しましたが、この場合はJAL便名でもボーナス対象となりますので、名前がどちらになっているかは気にしていませんでした。
また、区間がヒースローと成田を結ぶ路線ですから、コードシェアにも違和感はございません。
しかし、コードシェアは拡大していますので、ヒースローを含まない路線でも、BA便名が付いたフライトというのは沢山ございます。
例えば成田ーヘルシンキの直行便。
これはJALとフィンエアーがそれぞれ自社便を運航させていますが、BA便で購入できるケースもあるようなのです。
JALの場合はどちらの名前でも構いませんが、重要なのはフィンエアー。
そうなのです。
同じ便であっても、フィンエアーのAY便名が付いた航空券の場合はボーナスなし。しかし、BA便名がついていればボーナス対象となります。
タリン
とはいえ、ヨーロッパー日本区間を検索した場合、必ずしもフィンエアーのBA便が出てくるとは限りません。
都市にもよりますよね。
フィンエアーが便利な都市で検索。
お隣エストニアのタリンの場合、ヘルシンキ滞在中にフェリーに乗って日帰りで行くというのが基本のようですが、飛行機も可能。
運行会社はフィンエアーですが、BA便名がついたフライトを選択することも可能です。
例えばこういう旅程であれば、ヒースロー経由ではないにもかかわらず、BA4区間利用となります。
4区間というのは、ワンワールドサファイア/BAシルバーの条件ですね。
ストックホルム、アムステルダム、ウィーン
あくまでも好みで都市を検索してみました。
ストックホルムの場合、アーランダ空港ですと、AY便名。
別の空港にすると、BA便名でフィンエアー、JALが利用できるようです。
上記の2つは値段もスケジュールも全く同じフライトですが、上はAY+JLと運航会社の便名がついており、下のチケットにはBA便が付与されています。
購入するのであれば、当然後者のチケットでなくてはなりません。
アムステルダムの場合は、ヘルシンキ乗り継ぎよりもヒースロー乗り継ぎの方が便利で安いようです。
ウィーンも同様。
便名を気にする必要はございません。
オスロ
オスロの場合は、微妙ですよね。
飛行距離的には、ヒースローも便利ですが、北欧なのでフィンエアーも豊富。
先ほど同様、スケジュールが全く同じで便名が異なるチケットが表示されました。
運行はフィンエアー。
この場合は、AY652便ではなく、BA6027便を選択しなくてはいけません。
(お値段重視であれば、この検索結果では、ヒースロー経由ですね。)
往復共にBA便名、4区間の旅程が完成です。
予約クラスは全て「M」
獲得マイルを確認するとご覧の通り。
BAのボーナスが反映されていますね。
フィンエアー AY便名 VS フィンエアー BA便名
獲得マイル(AVIOS)を確認するのに便利な計算機。
フィンエアー利用時と、BA便名でのフィンエアー利用時を比較してみましょう。
公式サイト:ブリティッシュエアウェイズ
フィンエアー 成田ーヘルシンキ間の獲得マイル数
AY便名で購入する場合、獲得できるマイル数は予約クラス次第。会員ランクによる差はございません。
先ほどのオスロの航空券、Mクラスなので片道2,615マイルですね。
BA 成田ーヘルシンキ間の獲得マイル数
BA便が存在するため、きちんと検索結果が出てきました。
成田ーヘルシンキの直行便、BA便名で購入すれば、シルバー会員の場合はMクラス5,230(片道)マイルとなります。
BA便名で購入するということは、会員ランクによる差が発生。
一般会員(ブルー)の場合、Mクラスで2,615マイル。AY便名の場合と同じですね。
私には縁のないお話ですが、ここまできましたので、ゴールド会員さんの場合も確認してみましょう。
ゴールド会員の方は、Mクラスで7,845マイル。東京ーヘルシンキ往復で15,690マイルとなります。
ヘルシンキ以遠を利用する場合、更に加算数は増えますね。
格安航空券、同じ金額のエコノミークラスであっても、一般とゴールド会員では往復で約10,000マイルの差が生じます。
とはいえ、BAの場合は、ANAやJALのような永久資格ではございませんので、毎年の搭乗履歴が必要。
お金を支払い、BAあるいは提携航空会社を利用しているからこその恩恵です。
私にとって、ゴールド会員は夢のような話ですが、毎回ビジネスクラスを利用できるような方であれば、すぐに到達可能なんでしょうね。
念のため、オスローヘルシンキ間も確認。
BA便の場合、シルバー会員であれば、片道500マイル(Mクラス)となります。
まとめ
今まではBAのサイトで航空券を検索する際、フィンエアーが表示されてもボーナスマイルが付与されないという理由で、AYを選択していませんでした。
そんな理由で?
はい。ごもっともですが、長距離区間となりますので、フライトマイルは魅力なのです。
きちんと調べておらず、勝手な思い込みで除外していましたが、BA便名がつくコードシェア便であれば、ボーナスの対象となるのであれば、話は変わってきます。
もちろん今後はフィンエアーも検討。
往路は羽田発が良いため、悩むところですが、復路であれば成田着でも構いません。
お値段が安いのであれば、フィンエアーを利用してみたい!
今年のヨーロッパ線、エコノミー利用時はなるべく安く購入し、後半に備えておきたいと考えています。
今回今更ながら学んだことは、航空券を購入する際に頭に入れておきたいポイントです。