エアカナダの35%移行ボーナスとスターアライアンスヨーロッパ内片道特典を考える
定期的に実施されているエアカナダのマイレージ移行プロモーション。
今回はいつもと異なり、少ないマイル数でも35%のレートアップということで、以前から気になっていたヨーロッパ内区間の片道特典について検討してみることにしました。
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ホテルポイントをエアカナダのマイルに移行 35%UPのボーナスキャンペーン
対象となるホテルグループはこちら。
SPGであれば1:1のレートですね。
この他、最近の私のお気に入りのクラブカールソンや、バジェットホテルのBestWesternのポイントも対象となっています。
対象期間
2017年7月17日~2017年8月21日(11:59 EDT)
35%bonus
once the total Aeroplan Miles are earned by exchanging points from any combination of eligible partner programs during the promotion, the bonus miles deposited will represent 35% of the total miles earned from the exchange, BONUS MILE CREDITING: Bonus Aeroplan Miles may take up to 4‑6 weeks to be credited after the promotional offer end date of August 21, 2017.
公式サイト:aeroplan
ボーナスポイントの仕組みはいつもの通り。
ただ、今回は移行数によってボーナスが変更することはないようなので、1つのチェーンホテルを使うか、複数で合算するかは考えなくても良さそうですね。
ヨーロッパ内のスターアライアンス片道特典
エアカナダのマイルは、ボーナス期間中に大量に移行すれば上級クラスでの利用もお得なのでしょうが、私の場合は十分活用できるほどのポイントがございません。
そこで、検討するのは以前から気になっていたヨーロッパ内特典。
ANAのマイルは国際線の片道利用ができないので、片道だけを利用したいという場合、他社プログラムを利用する必要がございます。
欧州内の短距離移動であれば、ブリティッシュエアウェイズのマイルが便利。
しかしながら、直行便かつワンワールド(その他、エアリンガスなど)になります。
経由する場合は区間ごとのマイル数が必要となるため、BAではうまく活用できませんし、スターアライアンスの方が便利なこともございます。
必要マイル数
エアカナダの場合は、片道での利用が可能。
こちらは往復分のチャートとなりますので、片道の場合はこの半分。
ヨーロッパ1内であれば、エコノミーで12,500マイル。ヨーロッパ2-1であれば15,000マイルとなります。
検討するのはヨーロッパ1内エリア。
サーチャージの徴収のない欧州系スターアライアンス航空会社
エアカナダのマイレージは、サーチャージが徴収される会社と徴収されない航空会社がございます。
<サーチャージの徴収なし>
・ Aegean Airlines
・ Brussels
・ SAS
・ Swiss
・( Turkish )
<サーチャージの徴収あり>
・ Lufthansa
・ Austrian Airlines
・ LOT Polish Airlines
・ TAP Portugal
・ Adria Airways
欧州内ルートを考える
エアカナダのマイルで欧州片道特典を考えるのであれば、サーチャージの徴収がない航空会社を使うようなケース。
特に航空券代が高い路線や、日程で活用できるのであればお得だと思います。
スカンジナビア航空でオスロからトロムソへ。
サーチャージの徴収はございませんが、ノルウェーの税金がかかるため33.20カナダドル(約2,955円)は別途必要。
*1CAドル=約89円(2017.7)
主要都市間の直行便であれば、航空券を購入した方が良い場合が多いので、地方都市のケースで検討。
スウェーデンのヨーテボリからノルウェーのトロンヘイム。
ストックホルムで乗り継ぎがあるルートです。
こちらの場合はスウェーデンの税金28.7カナダドル(約2,554円)が徴収されます。
ノルウェーよりもスウェーデンの方が税金は安いようですね。
同じ区間で乗り継ぎ2回のルートもございますが、乗り継ぎ空港がストックホルムとオスロ、2カ国となってしまうと税金も2カ国分となります。
ただし、2度目の乗り継ぎ地ではサービスチャージだけのようなので、合計金額は36.3カナダドル(約3,231円)とオスロートロムソの直行便の時とあまり変わらないですね。
ではスカンジナビア航空以外でも確認。
例えばSwiss。
スウェーデンのヨーテボリからスイスのジュネーブへ。
チューリッヒ経由のルートです。
スウェーデンとスイスの税金が加算されていますが、サーチャージの徴収はございません。
支払いは41.6カナダドル(約3,702円)。
同じくヨーテボリからジュネーブをブリュッセル航空で見てみましょう。
サーチャージ徴収はございませんが、ベルギーの税金が高いため、46.9カナダドル(約4,174円)。
Swissエアラインを利用した方が安いようですね。
では、サーチャージ徴収有のルフトハンザを利用するとどうなるのか。
同じルートでの検証です。
必要マイルは12,500マイル。
支払う手数料は
驚きの168カナダドル!
12,500マイルを使用し、更に約14,952円も支払わなくてはなりません。
ドイツの空港税が高いのに加え、キャリアサーチャージが116.4カナダドル。
特典航空券で欧州内を移動する場合は、ルフトハンザ、ドイツ経由は避けるべきですね。
12,500マイルにするには?
久しぶりにアカウントにログインすると、数百マイルの残高がございました。
欧州内1の特典航空券に必要なのは12,500マイル。
35%のボーナスなので
9,000ポイント=12,150マイル
10,000ポイント=13,500マイル
となります。
残高を加えると、私の場合は9,000ポイントの移行でOKのようです。
まとめ
ヨーロッパ内区間であれば、LCCが安くて良いとは思います。
しかし、預け入れ荷物がある場合は、追加料金が発生しますので、それほどお得とはいかないことも。
航空券が高い時期で、SASなどサーチャージ徴収のない航空会社が便利なルートであるのなら、欧州内の片道特典用に移行させておいても良いかもしれません。
たくさんのマイルを移行させててしまい、活用できなかった場合はショックが計り知れませんが、今回の私のケースでは9,000ポイント。
来月のキャンペーン期限までに要検討です。