ブリティッシュエアウェイズのストライキ継続 振替便の把握など事前準備を
7月から実施されているブリティッシュエアウェイズ(BA)のキャビンクルーストライキ(Mixed Fleet Strike )。
残念ながら8月15日まで延長とのことです。
BA便の欧州区間に搭乗予定のある方は、遅延・欠航の可能性がございますので、注意が必要。
どの便が該当するのか、遅延しているのかどうかは当日空港に行ってみないとわからないということもございますので、当日の同一路線の有無や、振替便のことなど、時間があれば事前に調べておくとよいかもしれません。
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カタール航空の機材と乗務員で運行する可能性
7月からストライキを実施しているBAの乗務員組合(Mixed Fleet Unite)。
8月1日で終了とはならななかったようで、8月2日から15日までの延長を発表しています。
参考:https://www.britishairways.com/travel/askbainter/public/en_us
夏のピークシーズンということもあり、ブリティッシュエアウェイズ側はカタール航空の機材と乗務員を手配し、乗客への影響を回避するよう努めています。
We are planning to operate our normal schedule of short-haul flights to and from Heathrow, with our oneworld alliance partner Qatar Airways flying a small number of these services on our behalf.
9機のカタール航空便と乗組員をリースしているようですが、搭乗予定のフライトがストライキ便だとすると遅延の可能性がございます。
そこで、万が一に備え、私ならどうするかを考えてみました。
往路で遅延する場合 ホテルへ連絡
往路、ヒースロー発ヨーロッパ各地行きの便が遅延する場合は、現地到着が遅れます。
何時間遅延するかわからない、0時を過ぎる可能性がある場合などは、予約しているホテルへ連絡しておく方が安心です。
最近は、ホテルチェーンに宿泊する機会が多く、ホテルのサイトから直接予約をしていますので、予約を取り消される心配はあまりしていないのですが、もしもエクスペディアなど宿泊予約サイトから予約している場合は注意が必要。
念のため、ホテルに電話をし事情を伝えておく方が安心ですね。
私は以前、大雪で欠航のため、現地ホテルの1泊分をキャンセルすることになったのですが、ホテルに連絡したところ、初日分はチャージしないというご親切な案内を受けました。
あくまでもホテル側のご厚意(すでに返金不可の時間帯でした)ですが、こういうケースもあり得ますので、やはり連絡はしておいた方が良いかと思います。
復路で遅延する場合 振替便をリストアップ
往路で遅延する場合は、旅行期間が短くなるというデメリットがございます。
一方、復路で遅延してしまうと、乗り継ぎできず、帰国が遅れてしまうリスクが伴います。
乗り継ぎが出来なかった場合は、振替便となりますので、事前に代替便スケジュールを把握しておくとスムーズです。
ロンドン・ヒースロー発東京行き
ストライキは主に欧州区間となりますので、ヒースロー行きのフライトが遅れたために、ロンドンー東京のフライトに乗り継ぎできないというケース。
BA007:LHR-HND 11:40-7:15+
BA005 : LHR-NRT 15:45-11:25+
BA7便への接続ができない場合には、成田行きとはなるもののBA005便がございますので、こちらの便には間に合う可能性がございます。
空席があれば5便への振り替えが有力ですね。
では、BA005便への乗り継ぎができない場合はどうなるのか
同日乗り継ぎでBA便がないのであれば、他社便ということになるかと思います。
JL44:LHR-HND 19:15-15:00+
NH212:LHR-HND 19:00-14:40+
JALとANAは夜便です。
空席があれば、これらのフライトへの振り替えというのが妥当だと思いますが、ロンドンからアジア経由などを提示された場合にはJAL、ANAがあることを主張する必要がありますね。(アジア経由の方が良い場合を除き)
ヨーロッパ発東京行き
ヨーロッパーヒースロー区間が、遅延の場合は、遅延便に乗り、ロンドンー東京区間のみを再手配ということになるかと思いますが、あまりにも遅延が長引く場合や、欠航となってしまった場合は、ルート変更もあり得ます。
ロンドンへは行かず、ヨーロッパ現地から日本へ帰るルートを発券されるということですね。
(*私は以前、ANAのプレミアムエコノミーに乗り継ぎできず、振替としてKLMのエコノミー座席未定を提案されたことがございます)
ヨーロッパから東京へは
JL46:CDG-HND 20:30-15:25+
NH224: FRA-HND 20:45-14:55+
NH218:MUC-HND 21:25-15:50+
LH716:FRA-HND 18:05-12:15+
このような夜便のフライトがございます。
遅延や欠航時には、チケット発券カウンターは大混雑。
スタッフは少しでも早く発券をと考えるでしょうから、代替案をいくつも提案していただけることは期待できません。
予め、振り替えてほしいフライトと、振り替えてほしくないフライトを把握しておくとスムーズですね。
まとめ
ストライキにより万が一乗り継ぎ便に乗ることができなかったとしても、再手配していただけるので、帰国できないということはございません。
BA便を予約していらっしゃる方は、ストライキの影響によりJALやANAに振替というケースもございますのでそうなればラッキー?
いえ、発券までの待ち時間、座席未定の不安、本来空港で買い物や食事に費やせるはずの時間を失うことを考えますと、手放しで喜ぶことはできません。
夏のホリデイシーズンということもあり、どのフライトも混雑しているようです。
スムーズな振替となるかどうかはわかりませんので、BA便を予約していらっしゃる方は遅延や欠航に備え、代替便のスケジュールを把握しておくと良いかと思います。
尚、ストライキによる遅延は、金銭保証(EC 261/2004 )の対象外だそうです。