マレーシア航空の国内線・近距離ビジネスクラスセール JALクラスJよりコスパ良し?
東南アジア行きビジネスクラスでオトクな航空会社といえば、マレーシア航空(MH)が挙げられるのではないでしょうか。
スカイチームのチャイナエアラインや中国系航空会社の運賃も魅力的ではあるものの、マレーシア航空の魅力はJALと同じワンワールドに加盟しているということと、マレーシア以遠の就航都市です。
シンガポールやバンコクが最終目的地である場合やマレーシアの地方都市へ行く場合には、便利なエアラインだと思います。
セール時には日本発着でも10万円程度のお値段となりますが、日本からでは予算オーバーという場合には、クアラルンプール以遠区間をビジネスクラスにするという方法もありますね。
ということで、今回はクアラルンプール以遠の近距離区間の運賃とマイル&ポイント加算率を調べてみることにしました。
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マレーシア航空のビジネスクラスセールを活用
東南アジアへフルフラットで快適に旅がしたいという場合には、マレーシア航空のセールがオトク。
年に何度も実施されていますが、期間中であれば日本発着でも約10万円~となっています。
また、日本だけでなく、ソウル発着や台北発着となる場合には、更にお値段が下がるため、ソウルや台北もついでに楽しみたいという場合や、日本ーソウル・台北間の航空券を特典で手配(=ほぼ無料)で確保できるのであれば、こちらも検討可能かと思います。
ただ、個人的には、東南アジアへは弾丸旅行で行きたいということと、ソウルや台北は宿泊代がさほど安くないということもあり、時間とコストを考えますと、多少高くても日本発着、あるいは、現地発日本行きのMHの方が好みです。
クアラルンプール以遠のビジネスクラス運賃
さて、今回はクアラルンプール発着の短距離区間についての運賃考察です。
現在実施されているビジネスクラスセール価格は以下の通り。
- ペナン 499MYR
- ジョホールバル 499MYR
- ランカウイ 499MYR
- シンガポール 699MYR
マレーシア国内線やシンガポール行きであれば飛行時間は約1時間。
この他にも就航都市へのお得なセールが実施されています。
公式サイト:マレーシア航空
今回のセールの購入期限は3月25日まで。
搭乗期間は4月1日から5月31日に設定されていますが、マレーシア航空のセールは同じような価格帯で定期的に実施されていますので、今回は旅程が合わなかったとしても、次回の予習用に運賃を把握しておくのも良いですね。
クアラルンプール発国内線とシンガポール線
クアラルンプール発といえば、LCCの恩恵を受けていくらでも安く航空券を購入することが可能です。
にもかかわらず、わずか1時間のフライトでビジネスクラスの航空券を購入する意味があるのでしょうか。
先ほどリストにした都市で、実際の価格を調べてみました。
クアラルンプール発ペナン行き 往復ビジネスクラス
まずは、豊富なKL-ペナン路線。
適当な日付で検索しましたが、フレキシブルに予定が組めそうですね。
お値段は表示価格の499MYRと多少の誤差はあるものの、499.26MYRに収まっています。
日本円では約13,480円。
*1MYR=約27円
シートは近距離線ですので、以下のような座席だとは思いますが(クアラルンプールーバンコク間で利用)、
ビジネスクラスでこのお値段であれば、良いのではないでしょうか。
片道は約6,740円。
もちろん、エコノミークラスやLCCで移動すればはるかに安くなるかもしれませんが、MHのビジネスを利用すると以下が可能となります。
1.事前座席指定無料
2.荷物許容量UP
3.優先チェックイン
4.ラウンジ利用
2~4に関しては、ワンワールドの上級会員であればエコノミーでも可能ですが、そうでない場合は+αの特典として考えることができますね。
クアラルンプール発ジョホールバル行き 往復ビジネスクラス
ジョホールバルへも同価格帯でビジネスクラスの旅が可能。
クアラルンプール発シンガポール行き 往復ビジネスクラス
シンガポールも700MYR(約18,900円)で快適な移動が可能となります。
クラスJよりコスパ良し?マレーシア航空近距離ビジネスクラス
これまでは、価格面でのメリットを検証してきましたが、それよりも大きなポイントはこのチケットのマイレージ加算先ですね。
私はブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の会員ですので、もちろんBAへの加算を検討。
クアラルンプール発 ビジネス (J, C, D, Z)
区間 | マイル(片道) | マイル(往復) | Tier(片道) | Tier(往復) |
ペナン | 223 | 446 | 40 | 80 |
ジョホールバル | 224 | 448 | 40 | 80 |
ランカウイ | 364 | 728 | 40 | 80 |
シンガポール | 260 | 520 | 40 | 80 |
ビジネスクラスの航空券をブリティッシュ・エアウェイズのアカウントに加算した場合の表です。
適応となるのは予約クラスJ,C,D,Z。
先ほどの料金検索結果ではZと出ていましたので、問題はございません。
近距離路線ですからマイル(アビオス)数は少ないものの、重要なのはティアポイント。
往復で80ポイントというのはかなり大きいですね。
片道約6,740円で40ポイント。
JALの国内線クラスJでも40ポイントを獲得できるオトクな区間となりますが、この値段では購入できません。
エコノミークラスで日本発ロンドン経由ヨーロッパを往復しても50~100ポイント程度と考えると非常にコスパの良いフライトだと思います。
まとめ
価格だけを考えますと、LCCやエコノミークラスの方が安くて良いかと思います。
しかし、その他の特典を含めた場合、クアラルンプール発の短距離ビジネスクラスがここまでリーズナブルであれば、十分検討できるのではないでしょうか。
ということで、ひとつの活用方法として個人的に覚えておこうと思います。