春のヨーロッパ旅行 旅費がリーズナブルな街ランキング 1位は美しい旧市街のあの街!
The TelegraphのTravel記事を読んでいたところ、興味深いトピックが更新されていました。
タイトルは「Revealed: The 20 cheapest European cities for a spring break」。
春休みのリーズナブルなヨーロッパ旅行先(街)のランキングです。
The Telegraphはイギリスのサイトですので、イギリスからの旅先を想定しているものの、対象となっている街はヨーロッパの人気観光地や首都であり、調査項目も現地で必要となる費用となっています。
このため、日本に住む私たちにとっても、ヨーロッパを旅する際に参考になりますね。
ちなみに、ランキングを確認したところ、ベスト20の中で、訪問したことがあるのが13都市、4都市はバケットリストに入れている都市でした。
ヨーロッパがお好きな方であれば、全都市に訪れたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
ということで、早速ランキングを確認していきましょう。
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City Costs Barometer 2018
記事はThe Telegraphにまとめられていましたが、調査したのはPostoffice Money。
詳細はCity Costs Barometer 2018に掲載されています。
調査対象は36都市。
ヨーロッパの首都や人気の観光地をピックアップしています。
このため、マイナーな国の地方都市などは調査対象に入っていませんのでご注意ください。
調査項目は
- 空港ー市内間の交通費
- コーヒー代
- ビール代
- 2名2泊分の宿泊代
- 観光地・美術館の入場料
- 市内交通48時間券
などとなっています。
旅費・滞在費の安いヨーロッパの街ランキング
第1位 クラクフ
サイトでは20位から順に発表されていますが、当ブログでは結論を急ぐことにして1位からご紹介。
ナンバー1に輝いたのはポーランドの古都「クラクフ」です。
世界遺産ヴィエリチカへは日帰りで行くことが可能ですし、美しい旧市街は必見。
旅費に関していえば、UberやSIMカードが非常にリーズナブルで驚きでした。
また、空港の目の前にあるヒルトンガーデンインは朝食付き(2名)で6,000円で宿泊。
ホテルチェーンのカテゴリーが年々上がってきているものの、まだまだリーズナブルに旅ができる街だと思います。
第2位 ヴィリニュス
第2位はリトアニアの首都ヴィリニュスです。
私は夏のハイジ―ズンに訪れましたが、立地が良い5つ星ホテルでも比較的リーズナブルに宿泊できました。
また、メインストリートにあるレストランでもお値段を気にすることなく入ることができるのは、観光客にとって安心でした。
第3位 リガ
第3位はラトビアの首都リガです。
徒歩で散策するのにちょうど良い広さの旧市街は、美しい建物が建ち並ぶ美術館のよう。
路地裏のカフェ、民芸品を販売するショップなど。
とにかく夢中で歩き周りました。
ホテル代も交通費もリーズナブルで、とても満足度の高い街だと思います。
第4位 ワルシャワ
第4位はポーランドの首都ワルシャワです。
ワルシャワへはLOTポーランド航空で日本から直行で行くことができるため、近年渡航者が増えている街ではないでしょうか。
ヨーロッパ主要国の首都といえば、物価が高いイメージがございますがワルシャワであればまだまだオトクに旅ができます。
昨年夏に、ワルシャワのウェスティン、クラブルームに宿泊しましたが、お値段は2名で約17,000円/泊でした。
ハイシーズンにこの価格でもちろん朝食付きですから、リーズナブルな街であることは間違いないですね。
第5位 ブダペスト
第5位はハンガリーの首都ブダペスト。
ブダペストへは過去2度訪れたことがあり、その時の印象としても物価が安いと思いましたが、まだまだリーズナブルに旅ができるようですね。
夜はあまり出歩かなかったため、ライトアップされた王宮を見ていないのが心残り。
いつかまた、再訪したい街です。
第6位 モスクワ
第6位はロシアの首都、モスクワ。
私の主な旅行先はヨーロッパではあるものの、ロシアはまだ未訪問。
赤の広場へは行ってみたいと思うものの、なんとなくハードルが高い国なんですよね。
日本からの直行便もあるため、その気になればスムーズに旅ができる街ではあるものの、ロシアはもう少し旅慣れてからにしようと思います。
第7位 プラハ
第7位はチェコの首都、プラハ。
プラハも年々ホテル代が高騰しているイメージがありますが、それでもまだ10位以内をキープしているようですね。
赤レンガ色の屋根と美しい街並みを堪能できる春・夏・秋、雪に包まれた幻想的な世界が広がる冬。
いつ訪れても楽しめる街だと思います。
第8位 アテネ
第8位はギリシャの首都アテネ。
首都よりも、エーゲ海の島々の方がはるかに物価・旅費が高くなるのがギリシャですよね。
ギリシャもまだ訪れたことがないので、いつかはと憧れている国のひとつです。
第9位 リスボン
第9位はポルトガルの首都リスボン。
ポルトガルは、バックパッカー時代にポルト、コインブラ、ナザレ、シントラ、リスボンと他の国と比べて比較的長く滞在しました。
滞在日数を長くした理由の一つは旅費を抑えるためだったことは言うまでもございません。
以前「アナザースカイ」で俳優の柄本佑さんが、ポルトガルを紹介していた際に「滞在中ほとんど雨だった」とおっしゃっていたのですが、私も思わず同意。
天候には恵まれず、ポルトに至っては豪雨のような荒れた天気でした。
ポルトガルも再訪したい国ですので、次回訪れる際は、快適に街歩きがしたいですね。
第10位 リール
第10位はフランスのリール。
訪れたことはないものの、聞き覚えがあるという方も多いのではないでしょうか。
私自身も地図で確認。
シャルルドゴール空港から、TGVでブリュッセルへ向かう場合の停車駅(街)なんですよね。
CDGからは約1時間。
TGV車内から街は眺めましたが、降りることはなかったので、未訪問でノーカウントです。
11位から20位
長くなりましたので、11位から20位はリストにまとめて一挙にご紹介。
都市名 | 国名 | 訪問の有無 | |
1 | クラクフ | ポーランド | ○ |
2 | ヴィリニュス | リトアニア | ○ |
3 | リガ | ラトビア | ○ |
4 | ワルシャワ | ポーランド | ○ |
5 | ブダペスト | ハンガリー | ○ |
6 | モスクワ | ロシア | |
7 | プラハ | チェコ | ○ |
8 | アテネ | ギリシャ | 行きたい! |
9 | リスボン | ポルトガル | ○ |
10 | リール | フランス | |
11 | バレッタ | マルタ | ○ |
12 | ドゥブロブニク | クロアチア | ○ |
13 | ストラスブール | フランス | 行きたい! |
14 | ニース | フランス | ○ |
15 | タリン | エストニア | 行きたい! |
16 | ミュンヘン | ドイツ | ○ |
17 | ローマ | イタリア | ○ |
18 | ベルリン | ドイツ | ○ |
19 | パルマ | イタリア | |
20 | エディンバラ | イギリス | 行きたい! |
マルタを訪れたころは、3つ星ホテルで十分という時代でしたので、2名朝食付きで5,000円/泊くらいのところを予約したと思います。
それでも、十分広くて快適でしたし、食事も市内交通も非常に安かった記憶がございます。
ベルリンは18位。
個人的にはミュンヘンよりもベルリンの方がリーズナブルだと思うのですが、この調査では逆になったようですね。
まとめ
ニースやエディンバラがランク入りしているのはヨーロッパの主要な36都市が対象のためです。
21位以下、つまり旅費の高い街を確認するとこの調査では、オスロやコペンハーゲンといった北欧の首都、スイスのジュネーブやロンドンを抑え、オランダのアムステルダムがワースト=最も旅費が高い街となっています。
リーズナブルかどうかで目的地を決めているわけではないものの、日本からヨーロッパまでは航空券代の負担が大きいため、できれば現地での出費は抑えたいですよね。
今回のランキングの都市は、イギリスからの春休みの旅行先候補地として調査されていますので、観光地としての魅力がある街が並んでいます。
私たちにとっても次回の旅先として、参考になるデータだと思いましたので、自身の経験も交えてまとめてみました。