カンボジアを訪れる外国人ランキング ソウル・プサンからはLCCでシェムリアップへ
東南アジアの人気観光地として挙げられるカンボジアのアンコールワット。
日本からアンコールワットへの玄関口となるシェムリアップへの直行便はないものの、首都プノンペンへはANA便があるためプノンペン経由やアジアの都市を経由してアクセスすることが可能です。
The Telegraphの記事を読んでいたところ、興味深いデータがございましたので、そこから発展し、UNWTO(World Tourism Organization)やカンボジアのTOURISM STATISTICS REPORTを調べてみました。
カンボジアを訪れる外国人ランキング。日本人は世界何位でしょう?
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90年代からの外国人訪問者数の増加比率 カンボジアの上昇率は断トツ!
データ:Hungary’s out, Macao’s in – how the travel map has changed since 1990
1990年からの外国人訪問者数の増加についての記事を読んでいたところ、The Telegraphによりますと、最も大きく伸びているのがカンボジアとのこと。(*UNWTO(World Tourism Organization)のデータを基に作成)
カンボジア和平パリ国際会議が開かれ、内戦が終結したのが1991年ですから、それ以降世界各国から多くの観光客が訪れるようになったということですね。
UNWTO Tourism Highlights 2017
UNWTOのデータによりますと、外国人観光客が多い国ランキングで1位はフランス、2位はアメリカ、3位はスペインとなっています。
訪問者数でランキングにしますと、カンボジアはトップ10には入りませんが、アジアでは4位に中国、タイが9位にランクインしています。
データ:UNWTO Tourism Highlights 2017
地域別の詳細データはご覧の通り。
90年代の伸びと比較すると鈍化しているようですが、アジア地域全体では外国人訪問数は増加傾向にあります。
日本は15-16年比で21.8%アップと急上昇していますね。
カンボジアを訪れる外国人
Wikipediaを見ると、カンボジアを訪れる外国人の国別ランキングがございました。
日本からの訪問者数は増加傾向にあるものの、残念ながらまだ7位。
1位の中国やアクセスのよい周辺諸国からの訪問者が多いのは納得ですが、韓国からのビジターは日本の約2倍と大きな差があるようです。
ビジネス需要が多いのかなと思いまして、カンボジアの「TOURISM STATISTICS REPORT」を確認してみました。
以下は2017年1-4月のデータとなります。
訪問の目的別に統計をとっているようです。
日本人を確認すると、この期間に訪れたのは73,305。内1名は私です。
カンボジアといっても、皆が皆シェムリアップを訪れるわけではなく、首都プノンペンへお仕事で行く方もいらっしゃるだろうと思いましたが、観光目的が64,892と約89%を占めています。
また、女性の割合は約39%ということで、男性の方が多いようですね。
気になる韓国の結果はといいますと、日本人の73,305に対し、約2倍の149,618。女性の割合は約46%となっています。
訪問の目的は95%が観光。ビジネスで訪れている方は4,776で、日本人よりも少ないという結果でした。
日本人観光客よりも、韓国人観光客の方が圧倒的に多いということですね。
確かに、私が昨年訪れた際は、宿泊していたルメリディアンに韓国人ツアー客のチャーターしたトゥクトゥクが大量に並んでいました。
ソウルだけでなく釜山からも!LCCの韓国発シェムリアップ行き直行便
これほどまでに観光客が多い理由を探るべく、韓国ーシェムリアップ間のフライトをチェック。
日本からの場合は、ANAでプノンペン経由となってしまいますからね。
プノンペン国際空港は新しくてラウンジも大きく、意外と快適だったものの、ただ経由するだけでプノンペンには滞在しないのであれば、シェムリアップ直行便がある方が良いです。
参考:Air Seoul
ソウルからはLCCのAir Seoulが仁川空港からシェムリアップへのダイレクトフライトがあるようです。(RS501(ICN-REP)、RS502(REP-ICN))
また、釜山からもエアプサンでシェムリアップへ行くことが可能。
参考:Air Busan
Route | Flight No. | Frequency | Departure | Arrival |
---|---|---|---|---|
Busan-Siem Reap | BX721 | Mon | 20:00 | 23:15 |
Busan-Siem Reap | BX721 | Thu | 20:00 | 23:15 |
Siem Reap-Busan | BX722 | Tue/Fri | 00:15 | 07:00 |
こちらは週2便の運航ですが、スケジュールを併せることができればオトクに旅ができますね。
まとめ
たった一つの記事から影響を受けまして、あれこれと調べてしまいました。
昨年まとめたカンボジア旅行記がございますので、こちらも併せてご覧いただけると嬉しいです。