ドイツ鉄道(DB)を予約 割引料金で購入した場合、運休と遅延では対応が異なりました
ヨーロッパはレガシーキャリアだけでなくLCC各社が豊富な路線を持っていますが、鉄道の旅を楽しむという方も多いと思います。
陸続きで隣の国に行くことができますし、鉄道の場合は街の中心に到着しますからその後の移動が便利。
飛行機のように狭い機内に閉じ込められる必要もなく、国際列車では食堂車で景色を眺めながら食事をとることも可能です。
私も列車での移動をすることがよくあるのですが、ドイツ鉄道(DB)のチケットについての注意事項をご紹介します。
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ドイツ鉄道(DB)のチケット ネット予約の料金
ドイツ鉄道(DB)のホームページは、ルート検索や料金比較をする際によく利用します。
ドイツ国内移動だけでなく、ヨーロッパ各国からドイツを目的地とする列車も検索することが可能。
例えばベルリンーフランクフルトを検索しますと、ご覧のようにスケジュールが出てきます。
ここで注目はSaver Fares とStandard Faresの違いです。
Standard Faresで購入した場合、割高ではありますが、便の変更は無料で可能。
Flexibleな運賃となります。
一方のSaver Faresは前売り運賃で安いものの、便の変更はできません。
乗車予定の便が運休した場合
価格差が大きい場合、リスク承知で割引運賃をネット予約してしまうこともしばしば。
しかし以前、乗車の2-3日前に、予定していた便が運休するという案内がメールで届きました。
ネット予約した場合、乗車券は自宅でプリントアウトすることになります。
また、メールアドレスも登録するため、イレギュラー時にメールが届くのですが、全く嬉しくない情報でした。
既にドイツ入りしていた私は、駅のDB窓口へ行き、事情を伝えます。
が、しかし無情にも言われたことは
「あなたは割引運賃で購入しているから、この便がキャンセルになれば、購入のキャンセルをするしかない。変更はできない。」
「ここ(窓口)ではキャンセルできないから、インターネットから自分でして!」
とのことでした。
運休は鉄道会社側の勝手な都合ですし、事前にわかっているのであれば対応してくれても良いのにと思いましたが、それがルールなのだそうです。
「割引運賃は前日まで購入可能だから、別の便を割引で購入すれば?」
と言われましたが、既に疑心暗鬼になっていた私は、再度変更になったらどうするの?
と思い、大人しくフレキシブル運賃で別便を購入し直しました。
割引運賃でも、若干の返金はあります。
私の場合は、割引運賃29Euroで購入、キャンセル時に11.5Euroが返金となりました。
ちなみに、買い直しをした普通運賃は60-70ユーロ程度の区間だったと記憶しています。
キャンセル時の返金額については、購入額によって異なると思います。予約画面の説明書きをご確認ください。
乗車予定の便が遅延した場合
前回の教訓から、運休時のリスクを学びましたのでドイツ鉄道のチケット購入時には慎重になります。
しかし、長距離線や国際線では、割引運賃はやはり魅力なんですよね。
あまりにも安い場合は、リスク承知で割引運賃で購入してしまうことがあります。
次にドイツを訪れた際に、遭遇してしまったことは鉄道の大幅遅延です。
早朝便でしたので、早起きをしていたのですが目覚めた段階で既にメールが届いていました。
1時間程度の遅れが発生しているとのこと。
国際列車のため、どこかで遅延が起こると芋づる式に次々に到着が遅れます。
スマホにDBのアプリを入れていますので、現在鉄道がどの駅にいるのかがわかるのですが、気が気ではありません。
念のため、この時も駅のインフォメーションセンターへ向かいました。
駅前ホテルにしておいて良かったと思った瞬間です。
DBの職員さんが、スケジュールを確認。
確かに遅延しているとのこと。
今のところは1時間の遅れだけれど、これ以上になる可能性もある。
そういって、代替案の時刻表をプリントアウトしてくれました。
そして、私が持っていたチケット(プリントアウトしたもの)にスタンプ。
「これで、今日1日どの便に乗っても良いですよ。」
とニッコリ。
大幅遅延の場合は、変更不可の割引運賃での購入であったとしても、代替便に乗ることができるようです。
ただし、スタンプは必須。
英語が流暢で優しく対応してくださったドイツ人のおじさまが天使のように見えました。
前回の年配女性の対応とは大違いです。ルールはわかりましたが、あんな言い方・態度をしなくてもと悲しくなりましたからね。
*遅延列車は最終的に2時間遅れました。
まとめ
ドイツ鉄道(DB)は、ネット予約が便利。
事前購入で大幅割引となります。
しかし、事前に運休が決まった場合と、当日遅延では対応が異なるので要注意です。