ANAプノンペン経由ヨーロッパ行き特典航空券のルートを妄想してみました
2016年9月からANAがカンボジアのプノンペン線を新規開設するようです。
クアラルンプールに引き続き、東南アジアへのネットワークが増えますと、非常に便利になりますね。
アジア路線を拡大するということは個人的には大歓迎。
何故ならANAのマイルを利用し、ヨーロッパ行き特典航空券のルートを作る際、選択肢が増えるからです。
ANAは昨年(2015)4月に特典航空券のルールをゾーン制に変更しました。
このことにより、東南アジア経由でヨーロッパへ向かったとしても、マイル数は同じ。
ルートによっては、1度で2度美味しい特典旅行となるのです。
というわけで、プノンペン経由でヨーロッパ旅行のルートをシミュレーションしてみました。
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ANAの国際線特典航空券(提携他社利用)のルールをおさらい
日本発ヨーロッパ行き特典航空券 東南アジア経由が可能です
2015年の4月にルールが変更になってから、しばらくの間はおかしなことが起こっていました。
ヨーロッパへ行く際、東南アジア経由は可能であるのに、韓国、中国、香港経由はチャート上不可になってしまっていたのです。
個人的には、韓国や中国経由よりも東南アジア経由の方が魅力的でしたので問題はありませんでしたが、韓国や中国経由が不可となりますと、地方から東京を経由せずにヨーロッパへ向かう人にとっては困りますよね。
反発があったのかどうかは定かではありませんが、10月1日付でひっそりと改定告知。
2015年10月15日以降に発券される提携航空会社特典航空券の必要マイル数を変更します
2015年10月15日からは韓国や中国経由でもヨーロッパへ行くことが可能になりました。
日本発ヨーロッパ行き特典航空券 必要マイル数
提携他社を含めた特典航空券を利用する場合、日本からヨーロッパへ行くためには
エコノミークラス:60,000マイル
ビジネスクラス:95,000マイル
が必要です。
異なるゾーンに注意
東南アジア経由でヨーロッパへ向かうことは可能ですが、乗り継ぎエリアの制限がありますので、復路をヨーロッパ→アメリカ→日本というルートで帰ってくることはできません。
途中降機・乗り換えルール
途中降機、乗り換えについては以下のルールが適用されます。
途中降機(24時間を超える滞在)日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。
乗り換え日本国内で往路・復路各2回まで可能です。
さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。※目的地は乗り換えの回数に含みません。
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回のお乗り換えと数えます。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/teikeiair_1_2.html
私はこのように活用しました!発券例
ルールが改定されてから初めての発券は、以下のようなルートを組みました。
お盆休みのバンコク&クラクフ旅行です。
参考:バンコク旅行記
参考:クラクフ旅行記
途中降機(24時間を超える滞在)日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。
上記ルールから、バンコクで途中降機、24時間以上の滞在をしました。
目的地はポーランドのクラクフです。
日本以外で往路・復路各2回まで可能です。※目的地は乗り換えの回数に含みません。
乗り換えルールは往復各2回。
ホップ、ステップ、ジャンプで目的地に到着し、ホップ、ステップ、ジャンプで日本に帰国すれば良いのです。
つまり、日本と目的都市の間に、2都市を挟むことができますね。
間に挟む2都市は欧州でもアジアでもOK。
組み方によっては、24時間以上滞在する1都市の他、24時間以内であれば3都市をめぐることが可能です。
バンコクの場合、ヨーロッパからの到着便は午前中、日本へ向かう飛行機は深夜便がありますので、数時間だけでもバンコクで遊ぶということが出来てしまうのです。
プノンペン経由ヨーロッパ旅行をシミュレーション
それではプノンペン経由をチェックしてみましょう。
成田からプノンペンまではANA便利用です。
プノンペンから先はどこに就航しているのか、wikipediaを見てみましょう。
うーん。残念ながら欧州系はないようですね。
何気にカタール航空が就航しています。
スターアライアンスでつなげる必要がありますから、TG利用でバンコクでしょうか。
googleさんに、「PNH BKK」
と尋ねますと、トップページに時刻表が表示されます。
TG便は2-3/日あるようですね。
ルートを作るとなりますと、こんな感じでしょうか。
24時間以上滞在する途中降機の都市としてプノンペン。
プノンペンに興味がなければ、航空券を別途購入し、アンコールワットのシェムリアップを目指すというプランもありです。
(プノンペンーシェムリアップのフライト時間は40-45分だそうです。)
目的地であるヨーロッパの都市は、バンコクから直行便がある都市になりますね。
TGですと、ロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘンといった主要都市の他、コペンハーゲン、ストックホルムといった北欧都市へも就航しています。
ルフトハンザはフランクフルト、オーストリア航空でウィーン、swissでチューリッヒといった選択肢もありますね。
復路については、欧州2都市を経由してホップ、ステップ、ジャンプで帰国してもいいですし、バンコクやシンガポールを間に入れるのもアリです。
ただ、シンガポールの場合は確か、ビジネスクラスですとANA特典には開放していない機材があるんですよね。
個人的には往復共にバンコク経由か、復路は欧州2都市経由かなと思います。
そのほかエバーで台北経由もありですね。人気の台湾線ですから、空席があるのかは問題ですが。
まとめ
原油価格の下落で、サーチャージも引き下げられ、遠回りをしたり乗り継ぎを増やしたとしましても、以前よりも負担が少なくなりました。
カンボジア旅行が目的なのであれば、先日発表されたANAとベトナム航空の提携により、ANAのマイルを利用し、ベトナム航空便で行くのもよいですね。
就航都市や提携航空会社が増えますと、特典航空券を使用した旅行の選択肢が広がります。
空席がないと諦めていたものも、乗り継ぎ次第では抜け道があるかもしれませんので、根気強く探さなければいけませんね。