デルタマイル 欧州発のサーチャージ徴収を回避する方法を考える
デルタのスカイマイルを欧州便で使用する場合、エールフランスやKLMを使いますとサーチャージは不要です。
しかしながら、欧州発日本行きという旅程で発券してしまいますと、サーチャージが徴収されてしまうのです。
日本から往復で予約すれば、復路もサーチャージがかからないのでは?
はい。皆さんそう思いますよね。
もちろんそうです。
日本発で往復予約すれば問題ありません。
それができるのであれば悩みません。
問題は往復発券できるマイル残高がないことと、マイレージが私と主人それぞれに分かれてしまっていること。
この中途半端に貯まっているマイルを巡り、あーでもないこーでもないと1年以上にわたり悩み続けているというわけです。
もういい加減に発券しなければ、今年もデルタの改悪が待ち受けています。
マイルは使わなければ意味がありません。
というわけで、欧州発でもサーチャージの徴収を避けるにはどうしたらよいかということを考えてみました。
私はスカイチームに関してはど素人で、マイルも半券キャンペーンで無料でいただいたものです。
考え方や情報に誤りがございましたら、ご指摘いただけると幸いです。(私は海外旅行好きであり、飛行機好きではありませんので、お手柔らかにお願いします。)
スポンサーリンク
欧州発日本行き デルタスカイマイルのサーチャージ徴収を避ける方法を考える
デルタスカイマイル 日本ー欧州 必要マイル数
ご存知の方も多いとは思いますが、基本情報といたしまして、日本ー欧州間の必要マイル数はエコノミー(片道)50,000マイル、ビジネス(片道)80,000マイルです。
<日本発>
<欧州発>
デルタのマイルは昨年から片道発券ができるようになりました。
日本からアムステルダムへ行く場合、サーチャージは無料なのですが、逆パターンでアムステルダム発成田行きとしますとエコノミーで127ユーロ、ビジネスクラスで177ユーロのサーチャージ+taxを支払わなければなりません。
ビジネスクラスであればそれでも価値があるかもしれませんが、エコノミークラスであればどう考えても損ですよね。
閑散期であれば、日本発KLMの往復チケットが10万円くらい。
となりますと、片道50,000マイル+127ユーロでは、1マイルの価値が1円以下になります。
ANAのマイルであれば、1マイル5-6円くらいの価値で使用している私にとって、1マイル1円以下で使用するなんてこんなモッタイナイことはないのです。
(*無料でいただいておいてマイルの価値など言い出すのは申し訳ないですが)
デルタスカイマイル 日本ー中東 必要マイル数
ヨーロッパ発なので、サーチャージの徴収がある。
ということはと思いまして、こんな旅程を検索してみました。
はい。ビンゴ。
アブダビ発成田行きにした場合、
アブダビーアムステルダムー成田
という旅程で、アムステルダムー成田間はKLMにも関わらず、サーチャージ+taxは150UEDディルハム。
あのー、「ディルハム」と言われましても・・・・
ええ、私も為替レートが浮かびません。
というわけで、本日のUAEディルハムー円為替レート。
1AED=約31円 ですから、150AED=約4,650円です。
中東ー欧州ー日本行きであれば、サーチャージの徴収がありませんね。
更に、日本ー中東間は、エコノミー40,000マイル(片道)、ビジネス70,000マイル(片道)ですから、欧州を経由しているにもかかわらず、更に同じKLMを利用しているにもかかわらず、必要マイル数がそれぞれ10,000マイル少なくなるというtips。
もちろん、日本ー中東間であれば、アメリカン航空のマイレージが最強なのは知っていますが、今回はデルタマイルをいかに使い切るかと言う視点での記事ですのでご了承ください。
中東ー欧州移動はどうするのかという問題
復路で、中東発日本行きとした場合、問題は欧州ー中東間の移動をどうするのかということですよね。
欧州内移動であれば、レガシーキャリアでも片道航空券が安く販売されています。
しかし、欧州ー中東となりますと、航空券の値段があまり安くないのです。
約6ー7時間の飛行距離にしては、高い。
これが、アメリカン航空で中東行きを断念した理由の一つでもあります。
ということは、考えられるのはマイレージ利用。
なぜ「アブダビ」にしたのかということです。
アブダビーベルリン間は、エアベルリンが就航していますよね。
BA avios 短距離区間、キャッシュオプションを利用すると
もう、話の流れが読めてきましたよね。
使用するのはBAのマイルです。
BAのマイルをエアベルリンで利用しますとサーチャージの徴収はありません。
ベルリンーアブダビ間は6時間のフライト。
12,500Avios(マイル)+税金5,740円となります。
しかし、キャッシュオプションが利用できますので
マイルを使いたくなければ、4,000マイル+13,540円まで、下げることが可能です。
尚、アブダビ発ベルリン行きで検証してみますと、
12,500Avios(マイル)+税金2,460円。
税金が安くなりましたね。
キャッシュオプションも4,000マイル+10,260円となりました。
3月3日 KLMオランダ航空 関空ーアムステルダム B787-9就航
ちなみに、KLMオランダ航空は3月3日から関空ーアムステルダム間はB787-9での運航となるようです。
photo:KLMオランダ
まとめ
ほぼ無料で頂いたマイルに「1マイルの価値」だとか、「モッタイナイ」だとか言い出すものですから、結局使うタイミングを逃して今に至っているという現状。
スカイチームで旅程を組むのは本当に難しい。
マイルを貯める時は、自分にあったアライアンスを選ぶというのが重要ですよね。
私にはスカイチームは合いません。
こうやって無駄にあれこれと考えたものの、一番シンプルな日本ー韓国の大韓航空が良いような気がしてきました。
ただ、あまりにも不毛な時間を費やしてしまいましたので、せめてこの知識を無駄にしないようブログ記事として残しておきます。