スカイマイルはビジネスクラスで使用するべき?アジア行き特典を考える
前回はデルタのマイレージでヨーロッパ行き特典航空券を発券する方法、欧州発のサーチャージを回避する方法について考えてみました。
今回は、マイルをアジア行き特典航空券に交換する場合を検討します。
マイルは「1マイルの価値」など考えずに「安く行く、複数回行く、周遊する」ことを重視するべきか、それとも「マイレージは庶民にも夢を与えてくれる=ビジネスクラスで使用」するべきか、そんなモヤモヤを整理してみます。
デルタマイルの使い道にご興味がある方のみ読み進めていただければ幸いです。
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デルタ スカイマイル アジア行き特典航空券の必要マイル数
まずは基本情報から整理していきます。
日本発、アジア行き特典航空券の必要マイル数は以下の通り。*2016.2現在 10.1以降の搭乗は一部改悪
目的地 | エコノミー(片道) | ビジネス(片道) |
---|---|---|
韓国 | 7,500 | 15,000 |
東アジア(台北、香港等) | 17,500 | 30,000 |
東南アジア | 22,500 | 40,000 |
昨年の一時期、韓国行き特典航空券の必要マイル数が引き上げられたのですが、また元に戻っていました。
デルタのスカイマイルは急に改悪となりますので、早く使い切らなくてはなりません。
そう思いながら随分長い年月が過ぎてしまいました・・・。
デルタのマイレージ 東アジア行きに価値はある?
スカイチームとは無縁の私ですが、毎年送り続けた国内線半券のお蔭で、東南アジアであればエコノミークラスで往復分+α、主人のアカウントにも同様のマイレージが貯まっています。
1つのアカウントにまとまっていないため、2人分同時にオンライン予約することはできません。
ここで考えるのがマイルの使い道。
アジア行きとなりますと、目的地にもよりますが私が利用する可能性があるのは
チャイナエアライン(台湾)、大韓航空、ベトナム航空
の3社。
しかし考えてみてください。
例えばエコノミークラス、チャイナエアラインで台湾へ。
必要マイル数は35,000マイル。
今や台湾ー日本間はLCCが大盛況。
4travelの旅行記には、いかに安くセール運賃をGetしお得に旅をしてきたかという記事が並びます。
1万円代で行くことができる台湾に、35,000マイルも使用し、かつエコノミークラスはモッタイナイ。
また、同じマイル数で香港まで行くことが可能なのですが、こちらも同じ。
日本ー香港はピーチや香港エクスプレスが格安運賃を出しています。
LCCとはいえ直行便。
それなのに、デルタのマイルを使用すると台北経由やソウル経由をしなくてはいけません。
しかも、デルタのマイルはストップオーバーができないため、24時間以内に乗り継ぐ必要があります。
こうなってきますと、デルタマイルを東アジア特典航空券エコノミークラスに交換するという選択肢は消えます。
では、ビジネスクラス?
残念ながら、この区間でビジネスクラスを選択するということもないですね。
昨年末の台北行きはビジネスクラスだったじゃない?
ごもっとも。
でも、これはANAのビジネスクラスです。
しかも羽田ー台北松山線。
使用したマイルもエアカナダでしたので往復で30,000マイルですから、それなりに価値はありますよね。
デルタのマイルで東アジアビジネスクラス往復は60,000マイルも必要なのです。
デルタのマイル 東南アジア行き特典航空券
東アジアがもったいないというのであれば、東南アジア。
ベトナム航空や大韓航空を使用して・・・というパターンでしょうか。
こちらも、エコノミークラスを考えてみますと、片道22,500マイル、往復45,000マイルです。
往復で45,000マイル。
以前取り上げたマレーシア航空は、東南アジア各都市へ込みこみ3万円代でしたよね・・・。
マレーシア航空でなくても、セール時期であれば、45,000円以下で東南アジアへ行けそうな気がします。
となりますと、マイルの価値は1円以下・・・。
特典航空券は「非現実の旅」「贅沢旅行」に使うべき?
東南アジアとなりますと飛行時間も長くなりますので、快適な機材のビジネスクラスで移動できるのであればそれは有難いですよね。
普段からビジネスクラスの航空券を購入できる方ならこんなことで悩みません。
私のような一庶民がビジネスクラスに乗る機会というのは、マイルを活用する場合に限られているのです。
だとしますと、もう答えは出ています?
東南アジア行き航空券、45,000円なら私でも購入できます。
しかし、東南アジア行き航空券のビジネスクラスに15万円は出せないのです。
経由してビジネスクラスに乗るくらいなら、安い直行便エコノミーで「ANA」or「JAL」が良いと考えてしまうタイプです。
価格差がない繁忙期であれば検討しますが、閑散期ーレギュラーシーズンであれば間違いなく日系エコノミーの直行便。
となりますと、東南アジア行きを選択するのであれば、「ビジネスクラス」ということになるのでしょうか。
デルタスカイマイルの乗り継ぎルール ストップオーバーは不可
デルタのスカイマイルは往復で発券する場合でも、ストップオーバーはできないそうです。
片道の場合は当然不可。
ストップオーバーができないということは、24時間以内に乗り継ぐ必要があります。
24時間以内に乗り継がなくてはならない=24時間未満であれば滞在できる
となりますよね。
前回の欧州線でのシミュレーションでも
こういうルートが出てきました。
必要マイル数が
50,000マイル アムステルダムー成田 > 40,000マイル アブダビーアムステルダムー成田
と逆転してしまう不思議。
検索しますと2回の乗り継ぎは可能のようですね。
アブダビの例を考えますと、アジアでも同様のケースが可能ですよね・・・・。
そう、24時間以内に乗り継げばよいのです・・・。
何を意味しているかはご想像の通り。
ただ、私は東南アジアに24時間以上滞在したいので、上記tipsは使用できません。
純粋に東南アジア行きの必要マイル数を使用することになりそうです。
まとめ
デルタのマイルをどのように使い切るか
どうでも良いよといわれそうな記事を2回にわたって更新したことをお許しください。
こうして改めてまとめていくことで、気持ちは定まったのかもしれませんね。
特筆すべきtipsもない、シンプルな弾丸旅行となる可能性が高いです。
最終的にどう発券するのかは、お楽しみに。