直行便で行くフィンランド!特典利用ならJALorフィンエアーのどちらを選ぶ?
フィンランドの首都、ヘルシンキへは東京だけでなく関西、中部からも直行便が就航しており、間もなく福岡線も新規就航が予定されています。
ワンワールド派の方であれば、ヘルシンキ経由でヨーロッパへ旅行されたことがある方も多いのではないでしょうか。
個人的に、今年要チェックのヘルシンキですので、ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイレージ(Avios)を使用し、ヘルシンキへ行く場合について、妄想をしてみました。
【追記】実際にJALとフィンエアーの両方を利用しましたので、フライトレビューをリンクしておきます。
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直行便で行くフィンランド・ヘルシンキ!成田発ならJALorフィンエアーのどちらを選ぶ?
日本各地ーヘルシンキの時刻表
まず初めに基本情報。
ヘルシンキ線のスケジュールを確認します。2016.3現在
参考:フィンエアー
<日本各地発ヘルシンキ>
出発地 | スケジュール | 航空会社 |
---|---|---|
成田 | 11:30 ー15:00 | JAL |
成田 | 11:55 ー 15:20 | フィンエアー |
中部 | 11:55 ー 15:20 | フィンエアー |
関西 | 11:45 ー 15:10 | フィンエアー |
<ヘルシンキ発日本各地>
スケジュール | 目的地 | 航空会社 |
---|---|---|
17:20 ー 10:00 | 成田 | フィンエアー |
17:25 ー 10:10 | 成田 | JAL |
17:15 ー 09:40 | 中部 | フィンエアー |
17:25 ー 09:55 | 関空 | フィンエアー |
*フィンエアーとJALを乗り比べてみました。
>>お得な航空券一括比較『スカイスキャナー』
>>JALパックで行く!ヨーロッパ旅行
ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイル(Avios)を利用し、ヘルシンキへ行く場合
ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイルを利用する場合、片道での利用が可能ですので東京ーヘルシンキ間での必要マイル数は以下の通り。
FFP | エコノミー | ビジネス |
---|---|---|
BA | 25,000 | 75,000 |
BAのマイレージは、短距離区間で使用するのがお得というのは以前の記事でも述べた通り。
ヘルシンキなど、長距離線での利用は決してお得ではないのですが、JALやフィンエアーの直行便であればエコノミークラスでも苦痛ではないかなと思いまして。
JAL便、フィンエアー便どちらでも必要マイル数は同じ。しかしBAマイルなら違いがあります
必要マイル数はJALもフィンエアーも25,000マイル(エコノミー片道)で同じです。
しかし、BAのマイルを使用する場合、JALを利用するのかフィンエアーを利用するのかで違いが出てくるのです。
特典航空券の空席照会サンプルday。
ちなみに4月4日は成田、中部、関西全て空席ありです。
JAL便を選択する場合、
25000 Avios + ¥ 9,910
となります。
3月31日まではサーチャージの徴収がありますので、9,910円の内、7,000円がサーチャージですね。
一方、フィンエアーを選択した場合はどうなるのか。
成田便:25000 Avios + ¥ 10,110
中部便:25000 Avios + ¥ 10,070
関空便:25000 Avios + ¥ 10,540
サーチャージは7,000円ですが、各空港の空港施設税が異なりますので、支払い金額に差額が生じます。
以前キャセイパシフィック航空のアワードを検証した記事で、福岡空港発が非常にお得でしたので、福岡線就航後は福岡ーヘルシンキが一番お得になります。(国内線を含みませんので、近郊にお住まいの方が恩恵を受けますね。)
さて、違いは徴収額?
大して変わらなくないですか?
いえいえ、まだ続きがございます。
JALとフィンエアーの大きな違い。
それは、フィンエアーの場合はBAやキャセイパシフィック同様、マイレージ使用にAvios料金オプションが使用できるのです。
Avios料金オプションとは、必要マイル数よりも少ないマイルを使う代わりに、手数料を多く支払いますよというオプションです。
マイレージをあまり使用したくない場合、足りない場合に活用できますね。
今回のフィンエアーのケースですと
25000 Avios + ¥ 10,110
というのが通常時のマイル数+サーチャージ・税金なのですが、8,750Avios+¥ 26,310まで使用マイルを引き下げることが可能です。
残念ながら、JALにはこの選択肢はなく、JAL便を利用する場合はBAの特典航空券必要マイル数を保有していなくてはなりません。
フィンエアーも4月からサーチャージ無料
ANAもJALも4月1日から燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の徴収が廃止となるのは皆さまご存知の通り。
4月1日まで、特典航空券の発券をお待ちになっている方も多いのではないでしょうか。
確認したところ、フィンエアーも4月からサーチャージが無料となるようです。
サーチャージが無料になっても、航空券代金の総額は変わらない予感 アワードがお得に!?
現在JALやフィンエアーでは欧州行きのエコノミークラス特別運賃が設定されています。
最安値は65,000円。
ここに往復のサーチャージ14,000円と、目的地により各種税金が加わりますから安くても8万円ー9万円。
この運賃の発売は3月24日まで。
では、4月以降、サーチャージ(14,000円)が無料になるのですから航空券代金は安くなるのかと問われますと、おそらく皆さまNOというご意見ですよね。
サーチャージは無料となっても、航空券代金本体の価格が上がることは間違いないでしょうから、結局のところ支払い総額はあまり変わらないかと思います。
長い間、サーチャージが高額だったために、航空券本体価格が2万円、その他サーチャージ・税金が6万円など逆転現象が起きていたのが是正されるだけでしょう。
サーチャージが無料になったとしても、購入する人にとってはあまりメリットはないかと思いますが、マイルを使った特典航空券なら別途支払う金額が少なくなりお得になりますね。
繁忙期を除き、マイレージを国際線エコノミークラスに交換するのは損でしたが、サーチャージの負担がないのであればエコノミークラスでも良いかなと個人的には思います。
もちろんビジネスクラスに越したことはありませんが、一人旅なら贅沢はできませんからね。
まとめ
BAマイルを利用する場合、ロンドンやパリ、フランクフルトですとエコノミークラス片道30,000マイルが必要なのですが、ヘルシンキの場合は25,000マイル。
JALではなくフィンエアーを選べば料金オプションで使用マイルを8,750マイル(Avios)+¥ 26,310まで下げることが可能になります。
上記金額には7,000円のサーチャージが含まれていますから、4月からは7,000円引きに。
何故往復で考えない?
これはこういうことを検討しているからですね。
あとは、座席指定の問題ですね。
フィンエアーは他社特典を利用した場合、事前の座席指定が可能なのでしょうか。
webを見ますと、購入時でも空席状況の確認はできず、決済後に座席指定となる模様。
これがちょっと不安ですね。
【追記】 2017.2月に確認したところ、購入前にシートマップが表示されるようになっていました。
ANAやJAL、BAでは購入前に座席チェックができますので・・・。
この辺のことはまた調べてみます。