日本ーヨーロッパ エコノミークラス片道特典航空券の必要マイル数を比較
今年(2016年)初めてとなる国際線航空券の購入は、海外発日本行きの往復航空券。
日本在住の私の場合、まずはヨーロッパへ行くための片道航空券が必要となります。
LCCの場合、片道の航空券でも割安に購入することが可能ですが、レガシーキャリアの場合は往復購入が基本であり、片道の航空券というのはフレキシブル運賃で非常に高額。
往復運賃よりも高くなることも珍しくありません。
こういう場合に役に立つのがマイレージ。
私自身が手配する必要があったため、片道でのヨーロッパ行き特典航空券の必要マイル数につきまして、各マイレージプログラムを比較いたしました。
エコノミークラスでの検証となりますので、ヨーロッパのような長距離線にエコノミーは利用しないよ!という方や、旅の上級者様用の内容ではございません。
素人が悩みながら検討をした内容となりますので、何卒ご了承くださいませ。
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ヨーロッパ行き片道エコノミークラスの必要マイル数
ANAのマイルは片道発券できません
ANAのマイルは国際線の場合、往復での発券がルールとなります。
距離制をとっていた頃は、片道もどきの発券も可能だったのですが、ゾーン制になったことで禁止となりました。
欧州発日本行きの航空券を購入したいのであれば、ANAで発券する場合、
・1回目の渡航
①日本→ヨーロッパ(ANA特典往路)
②欧州発→日本(海外発券往路)
・2回目の渡航
①日本発→欧州 (海外発券復路)
②ヨーロッパ発→日本(ANA特典復路)
といった組み合わせで発券しなければなりません。
必要マイル数が多くなりますし、そもそもANAのマイルは私にとって非常に貴重ですので上記のような使い方をするわけにはまいりません。
というわけで、片道での発券を考え各社を比較してみました。
主要航空会社のマイレージプログラム 日本ーヨーロッパ エコノミークラス片道特典航空券
FFP | アライアンス | 必要マイル数 | サーチャージ徴収 |
---|---|---|---|
BA | ワンワールド | 19,500~※ | あり |
AA | ワンワールド | 35,000 | なし |
AC | スターアライアンス | 40,000 | △ |
UA | スターアライアンス | 45,000 | なし |
DL | スカイチーム | 50,000 | △ |
片道での発券が可能な主要航空会社のマイレージプログラムを比較してみました。
私自身の口座に残高があるのはBAとDLのみでしたが、SPGのスターポイントをそれぞれの航空会社のアカウントに移行すれば残高は作ることが可能です。
必要マイル数、サーチャージの徴収有無などで差はございますが、保有マイル数を考えますとブリティッシュエアウェイズに決定となりました。
AC(エアカナダ・アエロプラン)でサーチャージが△となっているのは、利用する航空会社によって徴収の有無が異なるためです。
デルタの場合、欧州発日本行きで発券した場合、サーチャージが徴収されます。
BA(ブリティッシュエアウェイズ)の場合、日本ーヨーロッパというようなゾーン制での考え方ではなく、距離制のチャートを採用しています。
上記の表は、直行便単一区間の必要マイル数となりますので、必要マイル数が「19,500~」というのは、ゾーン7:オフピーク時の東京ーロンドン便ということですね。
また、BA便の場合は、支払い料金を増やし、使用マイル数を減らすという料金オプションを利用できるため、更にマイルを引き下げることが可能です。
ロンドンを経由し、欧州各地へ乗り継ぐ場合は、オフピークであれば4,000マイル~が加算されます。
19,500+4,000=23,500マイルという計算ですね。
JALやフィンエアーでヘルシンキ(直行)という場合は25,000マイル(ゾーン6)
JALでフランクフルト、パリ、ロンドンという場合には30,000マイル(ゾーン7)が必要になってきます。
ワンワールド各社、ルートによって必要マイル数が変更になってきますので、この点につきましてはまた別の記事で妄想をしてみたいと思います。
まとめ
多くの航空会社でサーチャージが廃止・安くなったことで、長距離フライトであってもお得に発券ができるようになりました。
欧州行き片道エコノミークラスでの需要はあまりないかと思いますが、学んだことはアウトプットしておきます。
ブリティッシュエアウェイズのマイルを利用した片道ヨーロッパ特典につきましては、今回のベルリン行きで検討したルートなどを改めてまとめたいと思います。
ご興味がございましたら、次回の記事も併せてご覧いただけると幸いです。