ブリティッシュエアウェイズのマイルでドイツ行き航空券を予約するルートを考察
前回の記事では、日本ーヨーロッパの片道特典航空券必要マイル数について主要航空会社のマイレージプログラムを比較してみました。
北米系以外でも片道発券が可能なプログラムはございますし、アメックスカード、SPGアメックスカードをお持ちであれば交換先の選択肢は豊富です。
どのマイレージプログラムを選択するかは各個人の主な旅行先、使用用途によって様々ですから比較検討したうえで自分に合う航空会社を選んでいけば良いかと思います。
さて、前回は私の場合はブリティッシュエアウェイズのAvios(マイル)を使用し、ヨーロッパまでの片道エコノミークラス航空券を発券することに決めたというところまででした。
今回はその続編。
BA(ブリティッシュエアウェイズ)のマイルを使った特典航空券のルートについて、検討していきたいと思います。
素人があれこれと検討していく内容となりますので、何卒ご了承くださいませ。
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ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイルを使ったドイツ行きエコノミークラスのルートを考察
BAの特典フライト必要マイル数
BAの特典航空券必要マイル数チャートは、単一区間・直行便でのチャートとなります。
オフピーク設定があるのは、BA便のみ。
マイレージはワンワールド各社の便でも使用可能ですが、他社便の場合は全てピーク時のチャートが適用されます。
本来BAのマイルは長距離便で使用するのではなく
・短距離区間
・直前利用
がお得なのですが、今回は海外発券をしたためやむを得ず。
最短ルート・最少必要マイル数を考える
今回の旅は現地ドイツでの滞在日数が長いため、フライトは無駄なルートは取らず最短で行きたいと考えました。
となりますと、選択するフライトは極めて単純です。
毎度毎度同じフライトとなり、ツマラナイ人間で申し訳ございません。
BA便でドイツ
BA便を選択した場合、
①羽田or成田ーロンドン
②ロンドンードイツ各地
となります。
合計必要マイル数は以下の通り。
航空会社 | 区間 | 必要マイル数(ピーク) | 必要マイル数(オフピーク) |
---|---|---|---|
BA | 東京ーロンドン | 30,000 | 19,500 |
BA | ロンドンードイツ各地 | 4,500 | 4,000 |
ロンドンードイツ各地は全て650マイル以下区間のゾーン1に収まります。
上記ルートでドイツまで行く場合、ピーク時ならば合計34,500マイル、オフピークであれば合計23,500マイルとなります。
JAL便でフランクフルト
第一希望はJAL便でフランクフルトまで行くというルートでした。
ドイツ国内の移動は、敢えて飛行機を選ばなくても鉄道の方が好みです。
また、早期割引が非常に安いため、ICE(ドイツ版新幹線)での移動は全く問題ありませんでした。
航空会社 | 区間 | 必要マイル数 |
---|---|---|
JAL | 成田ーフランクフルト | 30,000 |
昨年は復路のフランクフルトー成田で利用しましたが、エコノミークラスであってもSKY WIDER 導入路線のため、シートピッチが広く快適だったのです。
希望日に空席はあるものの、1か月前となりますと座席状況はほぼ満席。
通路側は皆無でした。
座席指定が無料の日系キャリアの場合、長距離線となりますとローシーズンでない限り希望の座席指定は難しいのかもしれませんね。
真ん中座席で12時間は厳しいと思い、泣く泣くJAL便を諦めました。
JALorフィンエアーでヘルシンキ+ヘルシンキーベルリン
それでもJAL便を諦めきれなかった私はヘルシンキ線で検索。
航空会社 | 区間 | 必要マイル数 |
---|---|---|
JL/AY | 成田ーヘルシンキ | 25,000 |
AY/AB | ヘルシンキーベルリン | 7,500 |
しかしながら、ヘルシンキ線もフランクフルト便同様に通路側の座席は満席で選択できない状態でしたので諦めました。
私の場合、機材・航空会社よりも、通路側を選択するということの方がプライオリティーが高いためです。
ヘルシンキ線を選択する場合、ゾーン5となり必要マイル数は25,000マイルと少なくなります。
しかしながら、日本から近いということは、欧州各都市から遠いことを意味しますので、ヘルシンキーベルリンはゾーン2となり7,500マイルが必要となります。
ただしこの7,500マイル区間なのですが、エアベルリンを選択すると非常にお得。
必要マイル数 | 支払い料金 |
---|---|
7,500 | 1,730円 |
6,000 | 4,630円 |
5,300 | 5,530円 |
4,500 | 6,430円 |
3,800 | 7,530円 |
2,500 | 9,330円 |
料金オプションで最低2,500マイルまで引き下げることが可能です。
フィンエアーも料金オプションが可能なのですが、税金が高くなっていますね。
検討した結果、選択したのはBA便
3パターンでのドイツ行きを検討したのですが、1か月前予約となりますとJAL便の場合通路側が満席。
一方のBAは事前座席指定が有料(上級会員は無料)ということもあり、選び放題の状態。
どちらを選んだかは言わずもがな。
復路でBA便を予約しているのですが、往路もBA便のお世話になることとなりました。
BAマイルを使用し、ストップオーバーをしながらヨーロッパへ向かう
私の場合は最短で時間のロスなくドイツまで行きたかったため、検討したルートは3パターンとなりました。
しかしながら、長期旅行など日程に余裕がある方であれば、様々なパターンでドイツへ向かうことが可能ですよね。
参考までに調べてみました。
キャセイパシフィック航空でフランクフルトへ
例えばキャセイパシフィック航空。 (*上記画像は2016.5 為替は当時のものです。)
香港に数日滞在後、フランクフルトへ向かうというのも良いですね。
CXは料金オプションの選択が可能。
香港からフランクフルトまでは深夜便。
12時間もありますから、睡眠と移動を兼ねることができ、宿泊費が1泊浮きますね。
税金が安いので30,000マイル+1,590円の支払いというのも魅力です。
CXの料金オプションは以下の通り。(2016.7の料金)
必要マイル数 | 支払い料金(円) |
---|---|
30,000 | 1,590 |
24,000 | 11,190 |
19,500 | 16,990 |
15,000 | 22,690 |
12,000 | 27,590 |
10,500 | 29,690 |
10,500マイル+29,690円の支払いというプランも選択可能です。
バンコク経由ヘルシンキ
香港からバンコクへ行き
バンコクからヘルシンキへ
ワンワールド各社の路線をチェックし、様々なルートでヨーロッパへ向かうことが可能ですね。
全て1区間ずつ区切って発券をすれば、その都度ストップオーバーということになります。
長期旅行中の方には非常に使い勝手が良いマイレージプログラムです。
まとめ
ドイツまでの片道エコノミークラスを発券する際に検討したルートなどをまとめてみました。
支払い料金に関しましては、検索時のものとなります。
為替レートの変動や、各種税金・支払手数料の変更、サーチャージの変更(BAはサーチャージの徴収あり)により、金額は変更となりますので予めご了承くださいませ。