ブリティッシュエアウェイズ 予約クラス「H」の航空券を購入
ブリティッシュエアウェイズの予約クラス(ブッキングクラス)「H」の航空券を購入しました。
航空会社のマイレージを貯めている方にとっては、非常に重要な予約クラス。
同じエコノミークラスであっても、チケットには優先順位がつけられており、アルファベットで示されるこの予約クラスによってマイレージ加算率が異なるのです。
今回私が購入したのは、Hクラスというエコノミーでも優先度の高いクラスです。
この「H」なのですが、マイレージもさることながら、もう1点重要なポイントがあったのです。
それでは、購入までの試行錯誤について、まとめて行きたいと思います。
スポンサーリンク
航空券運賃を検索
ドイツー日本間の航空券を購入しようと、6月上旬に検索を開始しました。
それ以前にも少しチェックをしていたのですが、購入を迷っているうちに希望日の価格が上昇。
突発的なセールで安くなるということもあるため、以前のように予約は早ければ良いというものでもなくなってしまいましたが、いざ購入しようとしたときに以前の価格を知っているとショックを受けます。
購入する気もないのにむやみやたらと情報収集しているとこういうことになると反省。
次回の渡航は日程が決まっているため、安い日に調整することはできません。
希望日で検索をかけたところ、最安値はフィンエアー(AY)、次点がブリティッシュエアウェイズ(BA)とJALになっていました。
やはりワンワールドが安いです。(*出発地によります)
価格はフィンエアーが約9.4万円、BAとJALが約11.6万円。
閑散期のヨーロッパ線は日本発でも非常に安いため、価格にお得感はあまりありませんね。
ただし通常~ピーク期となるため、日本発よりも若干お得かなという感じです。
差額は約2.2万円。
この差額をどう考えるかです。
予約クラス(ブッキングクラス)別マイレージ積算数とティアポイント獲得数
いずれのパターンをとったとしましても、ワンワールド航空会社ですのでマイルはブリティッシュエアウェイズに加算します。
ブリティッシュエアウェイズのフライトで獲得できるAvios
フィンランド航空のフライトで獲得できるAvios
検索結果で表示された航空券の予約クラスを確認しますと、フィンエアーの場合はエコノミー低価格、飛行マイル数の50%加算となるチケット(K,M,P,T,L,V)でした。
一方、BAとJALの場合は往路はフレキシブルのHクラス、復路は低価格のVクラスとなり、それぞれのマイル加算数は100%と50%です。
さらに考えなければならないことは、BAとJALの場合には上級会員ボーナスが加算されるということです。
この結果、獲得できるマイル数を表にしますと以下のようになりました。
FFP | 獲得マイル数 | 獲得ティアポイント |
---|---|---|
BA/JAL | 17,004 | 150 |
フィンエアー | 5,928 | 90 |
*ベルリンーロンドンー東京(BA/JAL)、ベルリンーヘルシンキー東京(フィンエアー)の場合です。
*BA/JALの獲得マイルはシルバー会員の場合です。
参考:Aviosフライト計算機
フィンエアーで獲得できるマイル数には上級会員ボーナスがつきません。
このため、マイル数に11,076マイルもの差がついてしまうのです。
更に驚いたことは、「H」クラスのティアポイントです。
通常、エコノミークラスの安い航空券で東京ーロンドンー欧州各地というチケットを購入した場合、40+10+10+40=100となる区間が多いかと思います。
しかしながら、Hの場合は40→80、10→20となります。
このため、予約クラスがHHVVというチケットの場合は、20+80+40+10=150となるということなのです。
BAの場合は、日系航空会社のように1度上級会員資格を獲得すれば、永久にその資格を付与されるというわけではございません。
毎年一定回数を乗らなくてはなりませんが、年に複数回ヨーロッパへ行くのであれば、エコノミークラスであっても無理なく上級会員になれてしまうのではないでしょうか。
ということで、この結果を受けまして、私が購入したチケットはフィンエアーではなくBA/JALです。
しかも、ロンドン→東京区間は、BA便ではありますが運行はJALとなります。
復路がJALというのは嬉しいですよね。
フィンエアーとの差額は2.2万円もあります。
しかしながら、獲得できるマイル数の差額は11,076マイル。
JAL国内線特典航空券に交換しますと、片道2区間分(9,000マイル)となりますよね。
また、東京ー台湾・香港の片道特典(10,000マイル)という考え方もできます。
リターンを考えますと、今回の場合はお得だと考えました。
確定済みティアポイントと今後の予定
BAでワンワールドサファイア資格を維持するために必要なティアポイントは600です。
現在までの途中経過は以下のとおり。
200:ベルリンーロンドンー成田(片道)
10:JAL国内線1回
20:JAL高雄
獲得済みは合計230ポイント。
続いて予約済みなのが、350ポイント。
内訳は(200+150)です。
獲得済みと、予約済みポイントを足しますと合計580ポイント。
3回目の復路ー往路ペアを購入しなくてはいけないため、確実に600は超えるでしょうし、海外発券を停止し、3回目の復路を特典航空券で閉じたとしましても、必要なのは残り20ポイント。
国内線1往復(20)でクリアとなりますし、クラスJにすれば40/回ですからおつりが出ます。
不測の事態でも起こらない限りは今年も大丈夫でしょう。
まとめ
今回購入した予約クラス「H」のチケットは、フレキシブル運賃です。
Hの部分は片道分だけなのですが、そうだとしましても約11.6万円という価格で、17,000マイル獲得というのはお得だと思いました。
上級会員を維持するということだけが目的なのであれば、マレーシア航空の東南アジア行きビジネスクラスなど、コスパの良い路線はたくさんあるかと思います。
しかしながら、私にとっては自分の旅のスタイル、渡航先を変更しなくても、普通に旅をするだけで上級会員になれてしまうというのは重要です。
貯めたマイルは非常に使いやすく、少ないマイル数でも特典に交換できるため、貯まるとすぐに活用しています。
ANAやJAL以外でも、使いやすいマイレージプログラムはございますので、各社を比較し、どのように使うかということを考えながら貯めていくとよいかと思います。